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過去の日記(2008年) |
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2008.11.6. マスタリング日記 今日になるまで、一番最近できた曲を公開しようと思っていたのだけど、改めて聴いてみるとどうも何か違う。今の段階でこれを出すと後悔するような気がしてきてしまった。その代わりなぜか、なんでこんな曲を作ってしまったのか、と思っていたものが不意に浮かび上がってくる。結局、そちらをマスタリング。EQはLoud PfとArpeg.EAG。ボーカルエフェクトはOld PLATEをいつもより控えめにかけた。 なんでこんな曲を作ってしまったのか、と思っていたのはとにかく詞が暗いからだ。いや、そもそも余り底抜けに明るい歌というのも作らないけれど、それにしてもこれはひどい。自分の中では理由があってそうしているものの、全体的にとても不親切な説明不足で、曲がって伝わるかも知れないという危惧はある。ただ、仮にこれを次のアルバムに入れるとしても、私はきっと詞を書き直したりはしないだろう。それなら今出してしまっても同じ事だ。 ちなみにこの曲はずっと『行人』と呼び慣わしていた。多分、これがそのまま正タイトルになると思う。読みは漱石先生が小説の題として使った方と同じではあるが、内容は特に意識していない。漱石先生の『行人』は読み返す度にちょっと立ち直り難いほど落ち込んでしまうのだけれど、しかし、私の中では少し特別な作品だ。 |
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2008.11.5. 録音日記 どうも曲ができないので、少し気分を変えようと久し振りにマイクを立てて歌った。やはりこうしてみると改めて作品に血が通う気がする。 三曲歌ったけれど、どれもタイトルが確定していない。一曲目。音を確認していたら、どうもサビの部分が高すぎる。出るはずの音域ではあるが、死にそうな聴こえ方になるのを恐れて一音下げた。断然歌いやすくなった。しかし、力を抜く部分とそうでない部分が繋がりすぎていて切り換えが難しい。歌い込むうちに慣れられそうなレベルではある。 二曲目。これはこの間できたものだ。もっと苦労するかと思っていたものの、全体的に割と歌いやすい。すぐに表情をつける段階に移行。或る高音を、ぱんと拍の頭から出すか、その下の音から押し上げる形で出すか、録音ボタンを押さずにしばし考えた。これは詞によって分けた方がよさそうだ。今後要検討。 三曲目。この曲は歌うのがとても難しい。歌メロに対して少し言葉をつめ込みすぎた感がある。そのせいで歌メロも詞に合わせて微妙に変化しているので、後半は全然頭に入っていなかった。ガイドを鳴らして練習。しかし、少し作り直した方がいいかもなぁ。 『晴れまち道ゆき』以降の新曲を一つも出していないので、何か公開できれば、と思ってはいるものの、さて。 |
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2008.10.27. 作曲日記 ゆっくりめの曲が作りたくなってDigital Performerを起動したはずなのだけど、どうもピンと来ない感じが続いた。そこで少し時間を置いて、今日改めて開いてみるときちんと他の音が聴こえてきたのでそれを足した。イントロはAメロと同じフレーズにしようと思っていたので、これをそのままA01に使う。歌に入ってからの方が寧ろオケが動く感じになってしまったが、逆がいいような気がしないでもない。 何か言葉を拾いそうで拾わないフレーズだ。まだこれからか。 |
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2008.10.22. 作曲日記 作りあぐねていた後奏をやっと形にしてどうにか完成。しかし繋げて聴き返してみると、どうもうまく繋がっていない気がする。変だなぁ。やり直しだろうか。 例によってタイトルはまだ決まっていないが、詞の一行目は或る有名な俳人の句を、形を変えて使わせてもらった。この句は辞典で調べものをしていた時に見つけたのだけれど、読んだ瞬間に頭の中で勝手に変換されてしまった。意味としては真逆なので無礼と言えばこれほどの無礼もない。しかしこの曲の詞としては実によく私の近頃を表わせてしまっているので、おそらくこのまま使わざるを得ない。 私はこの俳人について、漱石先生との関わりで名前を知っていた程度で、作品そのものはこの度初めて目にしたと言ってもいい。今調べてみたら代表的な句でもあるらしいので、分かる人は分かると思うけれども、公開の際には元の作品と作者を明記しておく必要がありそうだ。 |
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2008.10.17. 作曲・作詞日記 できている部分の全体的な手直し。何だか足しても足しても薄い気がする。この曲は最初からそんな事ばかり言っている気がする。何が足りないのだろう。 構成としてはやはりサビをすぐにもう一度繰り返して終わる事にした。まずはそのための詞を考える。あれこれ悩んで、書けた事は書けたけれど、どうも四文字ほど違和感がある。似た意味の言葉に差し換えてもみたが、今日の処は保留。 |
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2008.10.15. 作詞・作曲日記 サビになる詞を作る。予想していたよりもすんなり出てきた、と思っていたのだが、少し時間を置いて読み返してみると、自分でも何が何だか分からなかった。やり直し。何だかぐっと無難な感じになってしまった。取り敢えずまた修整するならするとして、コード作り。しかしなぜかやってもやってもハマらない。時折こういう事がある。いつもはそのまま通りすぎて、他の音を重ねた時の兼ね合いを面白がるのだけど、この部分は少しこだわりたくなったので納得が行くまで正解を探した。 それが定まると、後は余り悩まずに進んだ。C01が固まってから、しかしこれをA02の後ろにつけるとどうも余裕がないので間奏を挟む事にする。作っているうちに、サビを二度繰り返したのちにB01を入れて終わり、という形が浮かんだものの実行するかどうかは保留。もう4分を過ぎているのでこれだと長いかも知れない。 |
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2008.10.7. 作曲日記 B01のオケの手直し。明らかにベースの音程のせいで、どうもAメロが軽い感じになっているのでここは少し低音を出しておく。するとサビのようなオケになりかかる。ここはまだサビではないはずだけれど、もしかするとサビなのだろうか。 Intro02。01を流用し、前半部の音を抜く。間奏で音を抜くパターンは余りやった事がないかも。A02は後半部をスカスカにする。先に詞ができているとオケをそれに寄せる事ができるので本当に楽だ。ただ、できているのはここまでだ。この後どうするか、まだ全く浮かんでこない。早くも止まってしまったのだろうか。 |
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2008.10.4. 作曲日記 A01。それほど外れた作り方はしていないはずながら、重ねても重ねても違和感がある。そのうちに何だかIntro01まで妙にもたついて聴こえ出したので、ベースを作り直す。少し増しになった。時折妙にベースラインが作りにくい曲が出てくるのだけど、これもそうらしい。 A01に戻り、詞に合わせて音を抜いたりドラムに変化をつけたりしてみる。次をすぐに繋げるには少し歌が詰まり過ぎているので、四小節の間を入れてB01。歌メロをああでもないこうでもないとやり直し、サビではないはずだけれどサビのようなオケにしかかって自重。 何事もなかったかのように作れてはいる。 |
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2008.10.2. 作詞・作曲日記 音が出てきそうな予感があってDigital Performerを立ち上げた瞬間に、音より先に言葉が降ってきた。ああ、来たな、と思った。あれだけ途切れて、困っていたというのに何の感慨もない。おそらく時が満ちたのだろう。時が満ちれば元に戻る程度の事であったのかという驚きはある。ただ、私から言葉を奪っていた原因そのものは何の解決もしていないし、降った言葉もそれとは何ら関係ないものだ。またそれを避けて通る道に入るのだろうか。このままこの出来事が私の中に沈んでいくのか、いつかは自分でも止めようもないほどの勢いで溢れ出すのかは、我ながらまだ分からない。 さてともかく二番のサビ前くらいまでの詞がどさどさ落ちてきたので、それを許に歌メロを作り、それからIntro01。音色はこれでいいのかなぁ、と多少迷いつつも、止まってしまう事が怖くて取り敢えずそのまま進んだ。是か非かは明日考えよう。 |
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2008.9.30. マスタリング日記 インストのマスタリングは曲によって音量にバラつきが出る、気がする。歌入りよりやりにくいとはどういう事か。そもそも気のせいかも知れないのだけど。時折右の耳にも不穏な閉塞感が出るのも全力で気のせいにしている。EQはMelo.TomとTambとE.Pf。一番出したかった音がきちんと前に出た。 タイトルは『幽明の東』。深読みしようと思えば幾らでもできそうな言葉だけれど、余り考え込んでいない。 |
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2008.9.22. 作曲日記 インストにしては少し長い曲になった。ここが終わらせどころだという事は分かったが、どう終わらせるのが正解なのかが分からず、随分時間がかかった。普段余りこんな事はないのだけど。 始めから聴き返していたら、突然今年作った歌ものを確かめたくなったので幾つかファイルを開いてみた。なかなか悪くないな、という思いと、なんでこんな曲を作ったのか、という思いとが交互に来る。これはまぁしかし普段からよくある事だ。 そろそろ歌詞を作りたくなっているのではないか、と問いかける。 |
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2008.9.19. 作曲日記 数日前から古い作りかけに少しずつ音を足している。これもインストにしかなり得ないような曲だから当時は続けられなかったけれど、今は丁度いい。当時、というのは一昨年の12月だ。まさか時間を戻そうとしている訳でもないのだろうが、心持ちの中ではどうしても比べてしまう。 当時の私は何を思ってこの曲を作っていたのか全く思い出せない。今は。今は殆ど何も考えていないに等しい。この曲のこと、ではない何かはずっと考え続けているが、音はただ自分の奥から聴こえてくるままに書き留めているだけだ。諦念と焦燥。いつまでこの状態が続くのかと思う。 |
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2008.9.6. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・8 >『いつかの道標』 作ろうとしていきなり一番の歌詞が溢れるように出てきたのを今でも覚えている。それからは、きっとしっかりした曲になる、と確信を持って作り終える事ができた。音で余計な事をせず、詞と歌が生きるものになるように気を使った。 『導べ(しるべ)』という言葉は、以前『迷世い道』の解説に書いた通り本当は『導』と一文字だけで済むものの、『迷世い道』でこう使ってしまっていたのでここでも揃えた。いつまでも悲観ばかりしていないで、笑ってみたらその分だけ、先が明るくなるのではないか、なったらいいなぁ、と、殆ど願望だけれどそんな想像をしてみたのだった。『世が開ける』は変換間違いではなくわざわざ打ち直した。単純に『夜が明ける』でもよかったのだけれど、もう少し大きい展開にしたかったため。 タイトルは随分迷って最後にできた。『いつかの』とは、過去、という意味ではなく、これから先のいつか、という意味で使った。『道標』という言葉はこの時ぱっと浮かんだものだったけれど、それにしても今作は『道』というキーワードが頻出している。どの道をどんな風に歩いていったらいいのか分からずにいる私が、そのまま投影されているようでもある。
アルバムタイトルについても書いておきたいと思う。発売前の日記にある、先に決まった言葉というのは『道ゆき』の方。それから散々悩んでやっと『晴れまち』が降りてきた。元来私は漢字で書けるものは漢字で書かないと気が済まない、というたちで、そこから行くと『晴れ待ち道行き』という表記になるはずだったが、近年少しずつ漢字の束縛が緩んできていた。『はれ』『まち』『みち』『ゆき』とするとそれぞれ色んな意味を持っているという事もあり、それを基準に漢字と平仮名とに分けた。これまでのアルバムの中では、今の処このタイトルが一番気に入っている。 さて、『晴れまち道ゆき』全曲解説もこれで最後となりました。いつもながら随分時間がかかってしまいましたが、これまでお付き合い下さいました皆様、ありがとうございました。 |
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2008.9.5. 作曲・マスタリング日記 思っていたよりも恙無く形になった。アルバムに入れないものをただ持っていても仕方ないので即マスタリング。EQはPerc.とW.WindSec。一度Macに移したのだけど、どうも違う気がしてもう一度やり直す。普段ボーカルトラックがある場合はオケは二つトラックを使っている処、空いているのでもう一つ増やし、EQはE.Pfにした。ボーカルのあるマスタリングに慣れてしまって少し混乱する。 タイトルは『濃染月の風渡り』。濃染月(こぞめづき)というのは8月の事らしい。何かで見つけたのをメモしてあったので使った。やはりこういう曲調が、私の中では一番核になっているように感じる。しかし言葉を乗せられない曲に、人の耳を惹く力はあるのだろうか。色んな事がどんどん分からなくなってくる。ただ、これらの音はゆっくりだけれど、たゆまずに降ってきてくれた。無理に歌をつけたとしても、決してこれ以上のものにはならないと思う。 |
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2008.9.1. 作曲日記 数日前からまた曲を作り始めて、今度はどう考えてもインストにしかなり得ない感じだった。いつもは体の奥からもっとはっきり鳴る音が、妙にひそひそと聴こえてくる。どうも手応えがないなぁと思いながら一分半辺りまで作った処で、今日Digital Performerを起動した途端に全く違うフレーズが降りてきたのでそっちに取りかかった。一分半辺りまで数時間で作った。 どうも或る明確なイメージが、作りながら目の前をちらちらする。格別興味を持っていた訳でもないのになぜなのか。この曲が形になる頃には(形になるかどうかは疑問だが)忘れてしまっている事かも知れないけれど、一応記しておこう。 |
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2008.8.18. 作曲・マスタリング日記 気になった部分をざっと手直しして完成。タイトルは『あの雲の下辺り』。テンポの早い曲にしよう、という事だけ最初に決めていた。作り出して少ししてからこのタイトルが不意に浮かんだのでメモをして、忘れないようにと心がけてはいたものの、殆ど忘れていたに等しい。だからこの言葉にそれほど強烈なイメージもない。何というか、とても自由に作った。楽しかった。 歌のトラックがない事でバウンスをどうしたらいいのか、しばらく考え込んだが一段階手間が省けるだけだった。EQはPower PfとDist.EG。やや中音域が強まった箇所があるような気もするが、それはそれとする。 |
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2008.8.16. 作曲日記 インストをあれこれ作っていた頃は、よく止め時を見失っていた。歌がないというだけで、伸ばそうと思えばどこまでも伸ばせるものだ。ただそれが曲の形として整っているかどうかはまた別だ。今日はその事をふと考えた。だからまだ何か足しそうな処を思い直して終わりに向けた。これで一応完成。少し時間を置いて微調整する事にする。 タイトルも昨日のうちに思いついていた。詞を書かなければならない時はこれが滅多に出てこない。全部完成してなお何日か経ってようやく、というのも珍しくない。しかしインストの場合はタイトルと曲調に違和感があったとしても、それで強引に押し通せる気がする。ひらめきという言葉がよく頭をよぎる。歌を作る時はこれが仇になる事も少なくないのだが。 |
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2008.8.14. 作曲日記 言葉を考えないで済むというのは、これほど楽なものだろうか。余りにも順調に進んでいる。ただもう自分の中から聴こえてくる音をDigital Performerに書き留めているだけだ。何というか、のびのびしている。ただ、インストでなければいけない理由は曲を聴く限り全くない。だからともすればこれにまた詞をつけなければならないのではないかという一種の恐怖のようなものが時折来る。今は努めてその事を考えないようにしている。 |
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2008.8.12. 作曲日記 実は近頃ずっと、言葉が怖い、と感じていた。自分の中から出てくるものを言葉にする事に、どうも二の足を踏んでしまう。原因は分かっていても対処法を掴めず、しばらく曲作りを止めてみたりもした。単に歌いたい事がなくなるというのはこれまでにも幾度かあった。また心を動かされる何かを補給すれば自然と治る症状だ。けれど胸の中に何かがあっても、それを形にして出す事に怯えるというのは、表現の根幹を揺るがす大事件とも言える。どうしたらいいのか、完全に分からなくなっていた。 けれども先日、言葉にならないなら、インストでもいいじゃないか、とふと思った。そうして昨日から新しい曲を作り始めている。インストなどもう何年も作っていないから、完成するかどうかは分からない。しかし、何かしないではいられないという感じだけがある。 |
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2008.8.10. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・7 >『年暮れ方の物思い』 今作はほぼ作った順に収録した、と以前に書いたが、唯一入れ換えたのがこの曲と『いつかの道標』。この曲は2006年最後の作である。当時の日記を読み返してみると、正味四日間で作っている。構造がそれほど複雑でないせいかも知れない。いい感じに力の抜けている雰囲気にはなっていると思う。季節は冬。一年の終わりに、その年の出来事を思い返している歌にした。歌い方は変な癖がつかないように、できるだけあっさり聴こえるように気をつけた。無駄な力を入れようと思えばその選択肢もあったはずだけれど、今はこれで正解だったと考えている。ボーカルエフェクトも他の曲に比べて、かなり控えめにかけた。 それにしても、本当に不思議な曲になってしまった。次の年に起こる事を、全て知っていたかのような詞だ。2006年も確かに私は忙しい春を過ごし、夏の最中に呆然と立ち尽くす思いをし、秋には或る決意をして、冬には穏やかにそれらを思い返していた。それなのに2007年も全く同じ事を、全く違う意味で、繰り返していたのだ。こんな事があるだろうか。恐ろしいほど合致しているが、いまだに信じられない。自分自身の出来事だけに、単なる偶然と笑い飛ばす気にもならない。 しかし、去年の全てはまだ『胸の土に還』ったとは到底言えない。この曲を作った年の暮れと同じように、去年の事も穏やかに思い返せる日がいつ訪れるのか。今の時点で分かっているのは、予想より遥かに長い時間がかかりそうだという事だけ。 |
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2008.8.1. 作曲日記 C01を聴き返していたら自動的にその後のフレーズが浮かんできた。サビを二回繰り返すパターンにしようかと思っていたのだが、前半だけ変える事にする。一通りオケを作って、最初から繋げてみたらどうも何か物足りない。色々足してもみたものの、隙間が消えない。こういう場合、本当にすかすかである事は稀で、大抵は日を改めて聴き返すと気にならなくなる。耳が時折、勝手に河岸を変えるのだった。 さて、この後の展開をどうするか。終わるなら終わらせられるけれど、何となく物足りないような気もする。でもこれ以上詰め込んだらくどいかなぁ。歌詞があれば判断材料になるのに、例によってまだ一文字も浮かんでこない。 |
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2008.7.30. 作曲日記 Intro02の後半の手直し。しかし、やはりどう考えてもこのまま曲を終われそうな雰囲気だ。やり過ぎたかなぁ。その後ろにA02を繋いでみたが、やや違和感がある。A02を全く違うものにするか、Intro02を作り直すか。 悩んだままC01。ここがサビになるはずだけれど、作っていてもどうもしっくり来ない。もっとぐっと来るフレーズがあるような気がする。調子のいい時は止まらずに音が降るので、これは少しよくない流れか。 |
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2008.7.27. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・6 >『天涯の雲』 今作にはやたらと『迷い』がテーマになった作品が多いが、この曲がおそらく最たるものだと思う。最初から最後まで、その事しか歌っていない。歌から始まる曲にしようと思ったのはイントロを進めている最中で、レコーディングの時に苦労すると分かっているのにこういう事が時折やりたくなる。メロディの構成で言うと、サビで始まってBメロが続いてAメロが出遅れた、みたいな感じになっている。そして二番は初出のメロディなのだった。構成のパターン化を打破するのにも苦心していた。 迷っているといっても、それに対してどう動けばいいのか、既に答えの見えている自分もこの歌の中にはいる。我ながら耳の痛い曲とも言える。
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2008.7.26. 作曲日記 B01とIntro02。B01は骨格だけ作ってあったのを改めて聴き返したら、余り余計なものを足さない方がいいような気がして前半は音数を減らした形にする。長さを倍にして後半にはベースなどもちゃんと入れる。 そのままIntro02。01のフレーズをテンポを速めて基本に置き、そのままではさすがに忙しないのでもう一つメインになるメロディを作る。小節の数で言うと通常の倍くらいになったけれど、三拍子なので長くは感じない。およそ30秒。しかし、何だか、このまま曲を終われそうな雰囲気だ。後奏にした方がいいだろうか。 |
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2008.7.25. 作曲日記 イントロをつけなければ、と鍵盤を叩いているうちにテンポも雰囲気も全く違うフレーズが出来上がってしまった。いつもテンポを変える時は、曲の最後にゆっくりになって終わる、というパターンなので、たまにはその逆をやってみよう、とは考えていたのだけれど。 実に数年振りに両手で弾いた。なぜか突然そうしたくなったのだった。DTMというものは基本片手で充分だ。私の場合は特に機材の配置の関係で、片手で弾かなければ寧ろ不便だ。もう到底『弾ける』などというレベルではないが、気分的には満足した。そこから前回作ったチャンクに繋いだ。成程。聴こえはいいが、このままだとレコーディングの時にとんでもなく苦労する羽目になるなぁ。 |
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2008.7.22. 作曲日記 しばらく音が降らない日が続いていた。こういう時期には足掻いても落ち込むだけなのでじっとしていた。今日辺りそろそろかと思ったのでDigital Performerを起動してみる。じっとしていた間に少しは充電されたらしい。 三拍子にして始めたのだけれど、どうも私は三拍子というとどたばたうるさい曲ばかり作っている気がする。なぜなのか考えながら打ち込んでいたら、Patch Changeの設定を間違えた。全然そうじゃない音色をベースの音にしてしまった。しかしこれがベースの音よりベースらしく聴こえる。そういうもんだ。間違った使い方をする事が、よりよい効果を生む場合もある。これは師匠から教わった事だ。構わずそのまま進めた。 最初に思いついた歌メロにそのままオケをつけていったので、これはA01という事になるのだろうか。イントロはどんな感じにするか、詞はどういう方向で行くのか、例によってまだ全く案はない。 |
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2008.7.13. 作曲・作詞日記 一旦作った後奏を日を改めて聴き返し、メインのメロディを作り換えた。これで完成。三分半くらいの短いものになった。タイトルも思いついたのだけれど、内容に余り即していないような気がする。変えられるものなら変えたいが。もう少し考えよう。 それから、二つ前に作った曲の詞がまだ全部埋まっていないのを何とかしようとファイルを開いた。二行くらいのものに小一時間かかったが、どうにか終わらせる。しかしこちらもまだこれというタイトルが出てこない。 |
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2008.7.12. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・5 >『秋色吹雪』 今作の中で最も景色がはっきりしている曲。私の中では、どの曲にも必ず『光景』が付随している。それは実在のものであったり、空想の産物であったり、その二つが混在していたり、作品によって様々だけれどこの曲は特に鮮やかにそれが見えたので、詞を書くにもそれほど悩まなかったように思う。タイトルを始めは『紅葉吹雪』とつけようと思っていたのだが、既にある言葉を使う事に何となく抵抗を感じたためこうなった。唯一の三拍子でもあるけれど、自分ではなぜか今もってそう聴こえない。 できるだけ直接的な表現を使わないように気をつけていたのに、最後の最後で『血』という言葉が入ってしまった。この時点では既に止まったものとして扱っている処に、ささやかな抵抗の跡がある。実は、この曲の元になった出来事は『散星雨』と同一だ。同じように殆ど跡形もないほど脚色してはいるものの、後から作った『秋色吹雪』の方が強烈な色を出したのは、却って一度満足に作り終えた題材だからなのかも知れない。
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2008.7.10. 作曲日記 音を鳴らさずに詞を見渡して、最後に二行足し、それからオケを作る。これで終わりなので余りうるさくもしない。詞は故意に言い切らない形で止めてみた。しかしどうだろう。違和感が出てきたら書き直そう。後奏まで終わらせるつもりだったけれど時間切れ。 そうなるのではないかと思っていたが、やはり、半音下げた。合うように作っていたつもりで合わなかった。自分の最高音は把握しているけれど、曲の雰囲気によっても左右される。出ないタイプの曲だったらしい。 |
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2008.7.8. 作詞日記 このまま終わらせるべきかどうか判断するため、ともかくも作詞。まず最後のサビの言葉が聴こえてきたのでそれを書き取り、じわじわと進める。結局、終わりから始めに向かって作るという形になった。何とか一曲分は出たけれど、足すならもう一節くらい足せそうな感じもある。 それにしても、何だか堅苦しい詞になってしまった。近頃どうもこういうのが多い。 |
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2008.7.6. 作曲日記 C01。これも何だか不思議なくらいするすると音が出た。いつ行き詰まるかと身構えているうちにサビまで来てしまった。ここまでで大体二分半。長く続けるとよくない感じがして、一度できたフレーズを倍に伸ばしてサビ一回の構成にする。あとは後奏を作って終わるか、もう一節くらい歌の部分を入れるか。 詞のアイデアがないとオケだけに集中するので、曲の形にしても音色選びにしても、普段余りやらない事をやるような気がする。言葉を考える時に苦労するのは目に見えているのだけど、これはこれで楽しい。 |
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2008.7.5. 作曲日記 Intro02からA02。Intro02は不思議なほど短時間でさくさくできた。これほど容易く音が降り積もるのは久し振りだ。それを聴き返していたら、次の歌メロが聴こえてきたので急いでA02。前半四小節はIntro02をそのまま使う。こんな事も滅多にやらない。オケが全部一緒というのはさすがにはばかられたので後半は別のオケを作り、歌メロを考える。 何だかここまでずっと流れのままで来ている。不安に思う必要もないのかも知れないけれど、普段はない事だけに未だこのまま完成する気がしない。 |
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2008.7.1. 作曲日記 A01からB01。A01はイントロからの流れで最初は音を引き、一節歌ってからオケが戻るような作りにしてみる。B01は普段なら歌をそのまま続ける処、四小節休ませてみる。ただしオケは改まらず、歌より先に進行していくような感じ。自分でやっておきながら何だか不思議な雰囲気だ。これからどう進んでいくのだろう。 |
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2008.6.30. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・4 >『散星雨』 この曲はまずタイトルが気に入っている。全くの造語よりも、既にある言葉の見た目を変える、という事が好きなのだけれど、これはかなりうまくいった部類だ。しかし、録音にはとにかく苦労した。苦労しない曲などないのだけれど、それにしても苦労した。完成版にたどり着くまでに何度も歌い方を変え、最終的にこの、余り口を開けずに声を出すようなやり方に落ち着いた。それ以降も、歌えば歌うだけ正解が見えなくなる時期などがあったものの、マスタリング時にはトラックの入れ換えは最小限で済んだ。今作は余りゆったり聴こえる曲が入っていないので、アルバムの中でアクセントをつける意味でも特に大事にしなければならなかったのだが、納得のいくものが残せたとは思っている。 当時の私はこの作品の元になった出来事にそれなりの衝撃を受けた。人が見れば何をそんなに、と感じる事だったかも知れない。しかし私はそれなりの衝撃を受け、そうしてしばらく経ったのちに、相当大袈裟なアレンジを施してこの歌を作り上げた。歌にした事で無事、感情が成仏した。『遥霞』のように殆ど事実しか書いていない詞もあれば、その対極の詞ももちろんある。どちらも矛盾なく花雲で、殆どの歌は感情の成仏か、記憶の保存のために生まれてくる。もっとずっと以前には全くの空想も形にできていたのだけれど、いつの頃からかそういう事がぱたりと止んだ。 |
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2008.6.27. 作曲日記 ここ何日か曲を作る意欲が全く失せてしまっていたが、今日は少し進んだ。詞のアイデアが出ない代わり、曲の方で今までやっていないような事を少し試してみよう、と考えてはいたのだが、それにしてもイメージと違う感じのイントロがどんどんできていく。調子がよかったので音は順調に降ってくれたけれど、今後この曲は完成するのだろうか。最後まで作りきれるかどうかは甚だ不安だ。 |
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2008.6.20. 作詞・編曲日記 歌詞作りの続き。まず全く音を思い出さない状態で、ここまで作ったものを一通り読み、足りないと思った処に補う言葉を足したのち、歌メロをそれに合うように作り換える。オケからはみ出ればオケを作り直す。残りほんの四行ばかりだったはずだが、なぜか一時間半かかった。しかし、できた。タイトル以外は。 出来上がってみるとこれはどうも去年の話だ。もうそんな気がしていたが、やはり歌にならずには置かないもののようだ。去年の二番目に重大な出来事が起きて少し経った頃の、私の心情がそこそこ出ていると思う。 |
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2008.6.19. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・3 >『迷世い道』 とにかく『バカっぽい和風』を心がけて作った。こういう雰囲気のものは滅多にできないし、作りかけても最後までテンションが続かない事が多い。『完成が危ぶまれる曲である』と当時の日記にも書いている。イントロからAメロまでの流れのまま行くのはやはり辛かったのか、『往にし方の』から始まるBメロで随分感じが変わっているが、これも『和風』の解釈の一つではある。 歌詞としては『どちら』と言うべき処を、『どっち』と書いてみたのは多分初めてだと思う。アルバムに入れるまでに嫌になるかも知れないと思っていたが、そのまま収録した。『往にし方』は一文字で『古』と書いてあると『いにしえ』とは読みにくいので、辞書から意味だけを取った。それから、『導べ(しるべ)』という言葉も、本当は『導』と一文字だけで送り仮名は不要なのだけれど、ぱっと見分からないのと、その前に出る『調べ』と揃えたかったので敢えて足した。 録音はかなり苦労した部類。途中細かく歌い方を変えているので、それがどうしてもブレるのだった。最終的には最もきわどいトラックの入れ換え方をした。完成版はどこで換わっているか分からないような出来にはなっている。 |
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2008.6.17. 作詞日記 先日できた曲の歌詞作り。核となる言葉が何もない時は、とにかく音から聴き取るしかない。繰り返し流しているうちに二語ほど出てきたので、そこから広げていく。やはりどうも抽象的になる。それでも一時間半くらいかかってようやく、最後のサビ以外のメロディを言葉で埋めた。 最後のサビは今の処一度だけになっているが、これを二回にして歌を増やすかどうか少し考える事にする。 |
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2008.6.15. 作曲日記 最後のサビの後ろの部分を作る。作り出した時は歌をもう一フレーズつけるつもりでいたのだけど、一通りオケができてみるとどうもこれは後奏のような気がした。少し考えたが結局、チャンクを分けて後奏として使う事にする。 これで一応曲としては完成。いつものように歌メロの文字数を拾っておくが、睨んでも呻いても一言も出てこない。前に作った曲の歌詞もまだ半分ほどしかできていないし、困った。本当に困った。 |
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2008.6.12. 作曲日記 C02はB01からの流れを考え、前半はドラムやベースを抜く。始めは歌はそのまま続けるつもりだったが、聴き返して前半は声なしにする事にした。元あるフレーズに色々細工したのち、1トラック足す。 さて。曲としてはもうそろそろ終われる頃合いだけれど、この後どうするかが思い浮かばない。最後のサビに少し違うフレーズを足したいような気もする。後奏は前奏を流用するか、新たに作るか思案中。 |
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2008.6.9. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・2 >『想念失路』 春夏秋冬それぞれの季節をイメージした曲がいつの間にか集まってできた今作の中で、この『想念失路』は夏の曲。詞としてはそんな感じが全くしないけれど、作ったのは夏の直中で、『暑くなるとやはりどたばたとうるさいものが作りたくなる』と当時の日記にも書いている(多分イントロの話)。Aメロの中にBメロを挟み込む、という構成になっているが、こういう事は余りやらない。『必要ないもの』からの四行はオケは同じだが歌メロが二行ずつ全然違う。こういう事は割合に好きだと思う。 この作品は曲先行で、詞は相当迷いながら作った記憶がある。『忘れられぬはずの思い』と『忘られぬはずの思い』、『頼りなく水の中に漂う』と『水の中 時を止めて漂う』などの一番と二番の微妙な重複は意図的に書いた。以前はこうした差異が許せない性格だったのだけれど、近頃は面白みを感じるようになってきている。 『低い処から始めて最後には前向きに終わる』内容のものを予定していたようだが、結局それをしないで書き終えた。こういう事も普段は余りやらないのだけど、2006年というのは私に取っては道を探し、道を見失う迷いの年だったので、直さずにそのまま収録した。これでよかったと思っている。
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2008.6.8. 作曲日記 A02。基本的には01と同じで、少し音を足す程度。メインを追いかけるフレーズを、先に行く形に変えてみた。 それからB01。ここはオケをできるだけゆったりした感じにして、雰囲気を大きく変える。このチャンクで初めて使う音を、最初Polysynthにしていたのが、Patch
Changeを当てるのを忘れてピアノの音になってしまった。しかしそれが妙にしっくり来ていたので、そのまま使う事にする。 音は割合迷いなく出てくるが、言葉の方は相変わらずだ。 |
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2008.6.3. 作曲日記 やはりA01からすぐ続ける事にして、C01のオケ。一通り作ってからどうも少し軽い気がしたが、そう思っていつも余計なものを足しすぎてしまうのでこれで様子を見る。 お知らせ。YouMusicに『椿星 camellia star』をアップしました。インストはいつも意図的に、平坦さを心がけて作っていたのでこの曲は少し変わっています。久し振りに聴いたら何だか新鮮だったので、出してしまいました(笑)。 |
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2008.6.2. 『晴れまち道ゆき』全曲解説・1 >『遥霞』 実は今作はほぼ『作った順』に収録した。この『遥霞』は『静森微音』発売後、最初に完成した曲で2006年6月の作。始めの四行分の詞と歌メロが降ってきたのをきっかけとして進めた。『打ち込みでギターの音色を使うのは、自分でもちょっとどうかと思ってはいる』と当時の日記に書いている。今も思ってます。ドラムはAnalogを使おうとしていた処、設定を間違えてElectricになり、そのまま採用した。 詞は花雲の中でも相当分かりやすい部類に入ると思う。殆ど捻っていない。『静森微音』を作り終えて脱力状態の中、一人桜を見に行き、ふらふら目的もなく歩きながら音や言葉を探していたのに結局何も出てこなかった、或る春の一日の出来事が元になっている。『アルバム完成後の空洞感まで歌にする』と、当時の自分も呆れている。 タイトルは『春霞』と普通に書いてもいいものを、わざわざ漢字を変えている。こういう事は実に好きでよくやっている自覚がある。霞のようにぼんやりして、風が吹けば飛びそうな頼りない自分と、遥か遠くまで優しい色に連なる、花の雲のような光景。『春霞』では少し物足りない気がしたのだった。 |
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2008.6.1. 作曲日記 新しい曲に手をつける。テンポの早いものが作りたくなっていたのでまずドラムの基本パターンを作り、メインの音色に少しやかましい系統のものを選んでしばらく適当に鍵盤を叩いた。出てきたものを録音して軽く周囲を挟む。後からまた音を足すか、このまま行くかはもう少し進めてから決める事にする。 A01。ややあっさりした感じのオケにする。ドラムのみイントロから流用、歌メロはかなり動かす。アイデアなどまだ何もなし。続けてサビっぽいメロディが聴こえてきたので、取り敢えず残しておく。構成としてすぐ繋げるかどうかは日を改めて考える。 |
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2008.5.29. お知らせ 『晴れまち道ゆき』がmuzie shop●からもお買い求め頂けるようになりました。花筐から買って頂く場合との違いは、送料がかかるという事です。ただお支払い方法は銀行振込、代引き、クレジットカード利用が選択でき、muzie shopの方が便利かも知れません。 あとまぁ書くほどの事でもありませんが、muzie納品分には挨拶文はつけていません。御注文下さった方のお名前を書き入れる欄があるため、という理由です。 全曲解説はそろそろ始めようかと思っております。細かい部分が思い出せるかどうかは疑問ですが(笑)。 |
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2008.5.27. 作曲日記 D01終えて間奏。何も考えずに作っても、前後どうにか繋がるように聴こえるから不思議だ。音は余りうるさく足さず、メインの音のピッチベンドを動かしたりなど。最後はサビの二回繰り返し。二回目の始め四小節に手を加える。ここまででもう五分くらいの曲になってしまっているので、後奏は短く、イントロに出てきたフレーズを少し変えて作り、最後はテンポを落として終わる。 曲としてはこれで形になったけれど、歌詞がまだ全く進んでいない。 …私は或る時期から、自分が見たもの、感じたこと、しか歌にできなくなっている。その意味からいえば、去年中の出来事は全くどれもこれもひどく強烈だったが、今はそれが歌詞になる気がしない。ずっとならないのかも知れない。こんなもの歌にしたくない、とも思う。しかしこれも時間と共に変わるのだろうか。もう少し時間が経てば、必然のようにして、私は自分の中から何かを聴くのだろうか。その可能性の事を思うと、まだ気が重い。 |
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2008.5.24. 作曲日記 A02とB02。A02は基本の形は01と一緒で、少し音を足すくらい。B02は最後の方を少し変え、D01に繋げる。サビ二回目に行く前に一旦違うものを挟もうと思ったのだけど、作り始めたら何だか全く違う雰囲気になってしまった。急にちょっとテクノな感じだ。これはこれとして、何か他のものに作り換えた方がいいのではないか、とも思ったのだけど、少し様子を見る事にする。 |
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2008.5.23. 作曲・作詞日記 サビ終わってIntro02。01を繰り返しただけでは物足りなかったので、頭に四小節つける。聴き返してみて、その四小節を前のチャンクの最後に移動。今までそのチャンクの最後の音だったもののリリースタイムを少しいじって、被る感じにする。 そろそろ方向だけでも、と思いつつところどころ作詞。以前書き留めておいた断片が使えそうな予感。でもまだ全然固まらない。 |
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2008.5.20. 作曲日記 歌メロを探りながらA01。これでかっちり決まった感じではないので、後から動かせるようなオケにする。B01を後に繋げて、いつもならここでイントロに戻る流れになる処、聴き返していたら歌メロが聴こえてきたのでそのままC01。オケはずっと同じ事を繰り返すフレーズと、うるさいくらいに動き回るフレーズを両方入れる。 出てこないだろうけど、一応、と思いつつ、文字の分だけ『・』を打ち出して作詞の用意をしていたら、或るフレーズだけ突然『風に委ねて』と聴こえたので慌てて書きつける。しかしこれが最後まで残るかどうかは分からない。 ここまでの感じでは、アルバムの一曲目向きかも知れない。こう、ゆっくり始まっていく感じが。 |
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2008.5.18. 作曲日記 何となく曲が作りたくてむずむずしていた。やったりやめたりしていたのだけど、今日また鍵盤を叩いているうちにフレーズが出たので、色々足してみる。今の処明確な目標はない。少しふざけた音を入れたせいで、最初の8小節とその後が全然違う雰囲気になってしまった。面白いのでそのまま採用。一通り音を入れてから長さを倍に伸ばし、細かい部分を調整。 何を歌ったらいいか分からない、という時期が周期的にやってくる。さてさて。 |
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2008.5.8. 第一便発送 これまでに御入金、御予約頂いた方には全てお送り致しました。明後日には着くと思います。ありがとうございました! 実は今回アルバムタイトルだけでなく、曲名も全て日本語になりました。地味な話ですが、そして自分でも全く意外な事ですが、これが今までできていませんでした。達成感。『遥霞』とか『迷世い道』みたいな見た目の遊びは昔からよくやってますけども、『散星雨』を思いついた時はちょっと嬉しかったです。字を変えるだけですごくきれいなものになったような気がして。まぁ、自己満足ですが。 全曲解説は少し時間が経ってから、のんびりやっていきたいと思っております。 |
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2008.5.2. 『晴れまち道ゆき』のジャケット画像を公開しました。クリックでもう少し大きいのが出ます。 ジャケット関連の打ち合わせが全て終わりまして、今は印刷作業をしております。muzieショップへの委託の手続きも始めました。あとは当日までにYouMusicにもう一曲(多分、『年暮れ方の物思い』)アップするつもりです。 だんだんわくわくしてきました(笑)。 |
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2008.4.20. アルバム詳細告知 花雲五枚目のアルバムは『晴れまち道ゆき』と申します。5月10日発売、8曲入りで1200円です。明日から御予約を受け付けます。郵便局に行く時間が取れない、という、これまでにアルバムをお買い上げ下さった事のある方、私と面識がある方(ネットのみでも可)は、こちらの御注文フォーム、もしくは何らかの方法で御連絡頂ければ第一便として発送致します。どうぞよろしくお願い致します。 音のチェックは何とかこれでよし、という事になりまして、現在はジャケット関連の打ち合わせを進めております。本当の意味での完成までもう少し。 |
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2008.4.18. アルバム完成 昨日焼いておいたCD-Rをコンポでチェック。時間を置いて二回チェック。おそらく、これで、完成、としていいはずだ。耳の調子さえよければ諸手を上げて大騒ぎできるのだけど。まぁ実際発送までにはまだまだ時間があると思うので、納得の行くまでチェックを繰り返そう。 やや頑張りすぎた。ちょっとした物音が(例えばキーを叩く音などでも)随分耳に響く。少し休ませなければ。 |
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2008.4.17. マスタリングやり直し日記 『迷世い道』のバウンスとマスタリングをやり直す。少し前から気になっていて、でもこのまま行けるかも知れないと思っていた処が、やはりどうしても気になって仕方なかった。一行の途中でトラックを入れ換えるという荒技を使って最終的には満足のいくようにできた。こんな事をしなくてもいいようにうまく歌える人になりたい。 それを取り敢えずCD-RWに焼いてiTunesでチェック。どうもこの曲だけ音量が小さい気がしてマスタリングのみもう一度やり直し、再度iTunesでチェック。しかし、何だか、この曲が小さいというよりは『遥霞』の音量が大きいのではないかという感じもする。おそらく言われなければ気付かないレベルの話だが、どうもそんな気がする一方、こういう時に正常な判断のできる耳を、最早自分は失っているのだな、と自覚させられもする。CD-Rに焼いて明日コンポでチェックしよう。 さてアルバム詳細を発表しようとして、発売日がまだ決まっていないのに気がついた。御予約を頂くにしてもこれが定まっていない事にはどうしようもない。かといって具体的にいつなら出せるのかという事は、現時点で私にも全く分からない。原盤自体はもう明日くらいには完成させられるけれど。 |
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2008.4.16. YouMusicに一曲アップしました。『迷世い道』です。随分前にmuzieの方でも公開した曲ではあるんですが、今回のがアルバムに収録されるヴァージョンになります。…なるはずです。多分。 YouMusicって世にどのくらい認知されているのかは分かりませんが、ワタクシのような者の曲でも日々アクセス数が増えておりまして嬉しい限りです。ありがとうございます。 |
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2008.4.15. マスタリング日記+タイトル選定 さていよいよ本マスタリング。もう随分長い間やっているような気がするが、今回が本当のマスタリングだ。『散星雨』と『天涯の雲』は前回のマスタリングを採用する事にして、他の曲では最初の数秒間だけTHSHDを下げる。曲に入った瞬間の音の出方がきつすぎるような気がしたため。その他ドラムのフィルインや間奏など、レベルが上がりやすい部分で微調整。 『秋色吹雪』は前回のマスタリングでもPEAKはついていないはずなのだけど、どうも一回目のサビで音が割れ気味に聴こえる気がしたので、少しだけフェーダーを下げる。最後の曲はEQを使う二回目のバウンスからのやり直し。あれこれ迷うが、やはり一回目の仮マスタリングで使ったEQに戻した。エフェクトの効果や数値にどんなに詳しくなっても、最終的に信じられるのは自分の耳だという事は分かっているのだけど、その自分の耳が今はあてにならない状態なのだから情けない。実は昨日になって或る曲の或る部分でベースの音程が狂っているように聴こえ出した。これだけ繰り返し聴いていてあり得ないのだが念のためにDigital Performerを立ち上げて確認した。結果としてはやはり気のせいだ。調子が悪い。 それからタイトル選定。一つの言葉は既に決まっているのだけど、それだけではなくもう一つ何かくっつけたい。その言葉を探すのにとんでもなく時間がかかった。やはりこういうものは『降りてくる瞬間』というのがあるのだ。経験上知ってはいたが、早いか遅いかは定まらない。しかしともかく、見つかった。これだ、と思った。 さてそうすると次は表記の問題がある。どの部分を漢字で、またどの部分を平仮名で書くかはこの上なく重要だ。七つほどあった選択肢をまず四つに絞り、三つに絞り、二つに絞り、ここからがまた長い。パソコンの画面で見た感じが一番大事ではあるものの、最終的には手近の紙に何度も書いた。うむ。そういう事か。全部平仮名、という選択肢もあったのだけれど、平仮名を使う事による柔らかさ、かわいらしさの効果は花雲には合わない気がした。ただ、平仮名というものは想像の余地を残してくれる。それを踏まえた上で意味を固めたい処は漢字を、そうでない処は平仮名を使う。以前の私なら問答無用で全部漢字だったんだろうけどなぁ。 二、三日中にはアルバム詳細ページを更新します。 |
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2008.4.13. マスタリングのチェック 仮マスタリングの一回目と二回目をCD-Rに焼いてコンポでチェック。問題がなかったのは『遥霞』『散星雨』『天涯の雲』『年暮れ方の物思い』。『想念失路』『迷世い道』『秋色吹雪』は曲が始まった瞬間の音がやけに強い。これを改善するには、最初の数秒だけTHSHDなどを少し下げておくか。何にしてもマスタリングのやり直しだけで対応はできると思う。 他の曲は二回目の方が色々な面で改善されていたのだけど、最後の曲だけは何だかひどくなっていた。一回目のEQが少しきつすぎるような気がして換えたのが悪かったようだ。ちょっとこれは予想外だったなぁ…。一回目のEQに、二回目のフェーダー位置を合わせてバウンスからやり直すか。 全体的には音量もまぁまぁ出ていたし、音が掠れたり割れたりしている箇所もなかった。次のマスタリングで完成させられると思う。取り敢えず一安心。 |
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2008.4.12. 仮マスタリング日記*ver.2 VF80の巻き戻しボタンの利きが悪くなってきた。しっかりしてくれ…! 仮マスタリングの二周目の続き。『散星雨』はバウンスからのやり直し。歌の音量を少し上げる。録音前にドラムの音量をもう少し見直しておくべきだったかもなー。しかし今そんな事を言っていても仕方ない。ボーカルエフェクトはそのままで、EQのBright PfをLo-Fi Cymに換える。 『秋色吹雪』はEQを使う二回目のバウンスからのやり直し。Melo.TomとBright Pfを使う。こうと決めるまでにも散々悩んだのだけど、これでよかったのかどうかは分からない。もう何が正解なのか分からない。しばし心が折れそうになる。まぁアルバムが完成するまでに数十回はこんな事がある。いちいち捕まっていられないので少し休んで次に行く。 『天涯の雲』はマスタリングのみ。聴き直しているとどちらが本歌なのだか分からなくなる。単純にコーラスを後から作ったせいなのだろうか。聴いて下さった方もそうなるだろうか。半分はわざとやってるんだけど。 『年暮れ方の物思い』もマスタリングのみ。これは単にマスタリングエフェクトを他と合わせるだけのやり直し。特に変更なし。 最後の曲はバウンスからのやり直し。歌の音量を少し上げ、EQもCrunch EGとLight Kickに換える。マスタリングの時にどうしても或る一音だけPEAKがつくので、一瞬THSHDを下げて対応。 これで全曲の仮マスタリング二周目終了。チェックは明日にする。 |
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2008.4.9. 仮マスタリング日記*ver.2 仮マスタリングの二周目。まず『遥霞』。この曲に関してはオケとボーカルのバランスは問題ないように思えたので、マスタリングだけをやり直す。THSHDを-17dBから-19dBに、Ratioを1.7:1から2:1に、CompGainを+7dBから+9dBにしてみる。一回目の設定よりももう少しだけ全体的な音の出方を和らげたかったのだけど、果たしてどの程度変化があるだろうか。聴いても分からないくらいかも知れない。全曲終えたらCD-Rに焼いてコンポでチェックする予定。 『想念失路』はバウンスからのやり直し。ボーカルの音量を全体的にほんの少しだけ上げる。「必要ないもの」からの一節はオケのフェーダーも下げてみた。二回目のバウンスでは、EQのDigi MixをLo-Fi Cymに換える。ハイハットがやたら目立っている気がしたのだった。 『迷世い道』もバウンスからのやり直し。一回目の「神の業音」の行の採用トラックを変えた。うーんもう確定したと思ってたんだけどなー。最後の行だけボーカルエフェクトのDelay
Timeをゆっくり200まで上げる。しかしこれをやるならエフェクトそのものを変えた方がよかったかも知れない。チェックしてから決めよう。 アルバムタイトルは幾つか候補も出てきているものの、まだこれというものがない。先月の時点では今月下旬の発売予定だったけれどももう少し延びそうです。 |
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2008.4.8. マスタリングのチェック+web拍手お返事 仮マスタリングしたものをCD-RWに焼いてiTunesに取り込み、三種類のヘッドホンで聴いてみた。普段録音時に使っているヘッドホンは元々低音が強いのだけど(これは耳が悪くなる前からだった)、これだとやはりやたらベースが目立っていたり、ドラムが大きすぎるような気がする。他のもので聴いてみるとそうでもなかった。が、『静森微音』の音と比べると何だかきつい。THSHDとかCompGain辺りを調整してみるか。 全体的にはもう少しボーカルの音量を上げてもいいように思える。今回はわざとオケを大きくしてみたのだけどやりすぎた。『迷世い道』と『秋色吹雪』は、他に比べてどうしてか音がこもっている感じがする。音量もやや小さい。EQをそうなるように使ったつもりもないのだけど、何が違うのだろうか。『年暮れ方の物思い』のボーカルエフェクトはやはり殆ど効果がなかったが、他の曲との対比として、これでいいような気がしてきた。曲順については特に変更も要らないかも知れない。その場合『秋色吹雪』の曲終わりの間をもっと取るべきか。 今、念のためにと思ってヘッドホンをせずに聴いてみたらボーカルは程よく出ている。あーもうこういう事があるんだよなぁー。どうしよう。なぜ全ての再生機器から同じ音が出ないのか。 * 4/7『蒼天賦』にコメント下さった方。お心に響くものがあったようで嬉しいです、ありがとうございます! 耳は思うように言う事を聞いてくれない時もありますが、頑張ります。 |
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2008.4.7. 仮マスタリング日記 『散星雨』。ボーカルエフェクトはSoloVOCAL。この曲はやはり歌でPEAKがつきやすいが、笛の音でも結構反応する。最後に手直しした時に音量を上げもしたのだけど、音色によって差が出るようだ。EQはW.WindSecとBright Pf。低音を引き出す必要はないので、中・高音域が聴こえやすいようなイコライザーにしてみた。 『年暮れ方の物思い』。あれこれ迷ってボーカルエフェクトをPresVOCALにしたが、余り効果がついたようには思えなかった。EQはPower SDとArpeg.EAG。タムが重めに聴こえるのが好きなんだけど、鍵盤系の音も引き立たせなければならない。やりすぎると高音域がちらつく感じがするので、この辺りのバランスの取り方はなかなか難しい。 最後の曲も中・高音域重視で。でもベースの音だけちゃんと出て欲しかったので、EQはDeep SDとDigi Mix。色々聴き比べた結果、これが一番よかった気がしたのだけど、少し高音域がうるさい感じもする。ボーカルエフェクトはPres HALL。HALL系のエフェクトはエコーが深くなりがちなので今まで余り使ってこなかった。少し利きを弱くする。 これで全ての曲のテストマスタリングが終わった。マスタリングエフェクトの設定はわざと同じにしてみたけれど、どうなるだろうか。余り音量に差が出るようなら微調整しなければ。とりあえず今日はCD-RWに焼く処まで。明日、まずiTunesでチェックしてみる事にする。 |
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2008.4.6. 仮マスタリング日記 『遥霞』、ボーカルエフェクトはShortDLYを使う。コーラスを入れなかった代わり…にはならないかも知れないが。EQをメモしておくのを忘れた! Melo.TomとOverDrvEGだったかなぁ。意図的に歌よりも少しオケを際立たせた気がする。 『想念失路』。バウンスの時に声とオケとのバランスを取るのが難しかった。そして意外に間奏でPEAKがついたりする。何に反応しているのだろうか。ボーカルが少し引っ込みすぎた気がしたので、EQはFemaleVo、それとDigiMix。これで歌が出てきた。EQの使い方が少し分かった気になる。 『迷世い道』。これも間奏とか、声を押さえている処でPEAKがつきやすい事を発見。ボーカルエフェクトはShortDLY、EQはPerc.とAna.Kick。意図的に歌よりも少しオケを際立たせようとはしたのだけど、やりすぎた気もする。 やはり一日三曲が限界だ。左耳で無音の音がする。『無音の音』としか言いようがないがこれは伝わりにくい感覚だろうなぁ…。作業の間中VF80を仇のように睨みつけているせいか、やたらと目も疲れる。しかし少しずつ形が見えて来た。後は最後の曲のタイトルと、アルバムタイトルとを決めなければならない。 |
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2008.4.5. 仮マスタリング日記 『秋色吹雪』テストマスタリング。まず始めに普通にバウンス。それからその二つのトラックを空いているトラックにそれぞれコピーし、一つずつ違うEQを設定。低音が利く感じのやつと、高音や中音域が利く感じのやつ。飽くまで主観。それをもう一度バウンス。こうしてからマスタリングすると、少し音が大きくなる気がする。飽くまで主観。 CD-RWに焼いてiTunesに取り込んでみる。そのまま聴くと音量的にはこれまでとは変わらない。しかし、音の波が押さえられた気はする。ヘッドホンを繋いでみるとベースの音がやたら出ていた。これはEQの一つに低音が利く感じのやつを設定したせいなのだろうか。ただ、辛く聴こえるのは左耳だけだ。私のせいかも知れない。難儀な耳だ。本マスタリングをするまでには一度コンポで聴いてみたいが、ウチで唯一まともに動いてくれるコンポはCD-RWを知らないのでCD-Rに焼く必要がある。もう少し色々試してみるか。 |
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2008.4.4. 録音日記 レコーディングの最終段階はあら探しと妥協点の壮絶なせめぎ合いに終始する。今日は既にあるテイクの上を目指す作業。 『想念失路』はやはり元からあった方を採用する事にした。どうしても声が違う。この日は一体何だったのだろうか。相当近付けたつもりでも違和感が残る。その一音より流れを取る事にした。 『迷世い道』も元からあった方を採用。ていうか、聴き返してみたら何で取り直そうと思ったのか分からなくなった。特に問題なし。 『散星雨』はコーラス取りをして確定。欲を言えばもう少し声を曲げたかった気もするが、しかし、コーラスが本歌より前に出てはいけない。おそらく、これが正解だと思う。 『天涯の雲』、この曲は歌い込んで慣れたせいか、余り労せず声が曲がる。そうして曲げなくてもいい処まで曲げてしまう。あああ。しかし取り直したかった二点は二点ともうまく取り直せた。もうこれ以上迷っても仕方ないはずだ。そのはずなのだ。 『年暮れ方の物思い』。今日取ったものから三行採用して確定。前に取ったものとどこが違うのかは、おそらく私にしか分からない。場所によっては私にも分からない。 『秋色吹雪』。取り直したかったものはうまく取り直せた。これで確定。 最後の曲。この曲だけ全て一から取った。三つのトラックからそれぞれ最良の部分を選んで確定。奇跡的に、全滅しているパートはなかった。録音は今日が最後の機会だと思われるので本当に助かった。 よし。これで。全部終わった。多分。 |
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2008.4.2. マスタリング準備 WAVE FORM
SCRUBを使っての作業。これは何かと言うと録音ボタンを押した後で立ててしまった物音だとか、歌い出す直前に息を吸った音などを消せるものなのだけど、自分の声が波形になって聴こえてくるのでものすごく気持ち悪い。やらなくてもマスタリングできない事はないものの、やった方があからさまに楽なのだった。今日は『天涯の雲』『秋色吹雪』『想念失路』だけで力尽きる。『秋色吹雪』の一番の、一行から二行ごとにトラックを入れ換える部分は結局使わない歌を全部消してしまった。もう後戻りはできない。 ところで今日は師匠のお誕生日だ。そうして、私が最も愛した猫の命日でもある。いまだに毎年この日が来ると、なんとも言えない気持ちになってしまう。 |
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2008.3.29. 録音日記 『天涯の雲』。歌いに歌って本歌、コーラス共にこれでよし。問題があるとすれば約3音。レコーディングもこの段階まで来るとあら探しの連続だ。 『遥霞』。これも相当取り直したのだけど、聴き返してみたら前回取った方がよかった。そんなもんだ。一行だけ採用して確定。一見派手な曲なので一曲目には合うと思う。 『秋色吹雪』。どうにか確定はできたものの、一番は相当ぎりぎりのタイミングでフェーダーを入れ換えなければならない。使わない部分を削除してしまえば上げたままにしておけるのだけれど、後になって使うテイクを変えたりした場合に困るのでどうしても消せないのだった。 『年暮れ方の物思い』。これもフェーダーの入れ換えアリで確定。この二つのトラックのどこが違うのかは、多分私にしか分からない事ながらどうしてもこうでなければいけない。 『迷世い道』。最後の一行だけを取り直して確定。 『想念失路』。あら探しをしているうちに、どこがあらだと思って別のトラックと聴き比べているのか分からなくなった。そして録音したものと前回取ったものとを聴き比べて、一体どこがダメだと思って録音し直したのか分からなくなった。結局新しく取ったものからの採用は二行。そんなもんだ。 『散星雨』。これは今回取ったものを全採用。前回までのあの苦労は何だったのか。しかし、コーラスだけがどうしても取り切れなかった。 最後の曲。今回取ったもので確定できそうだけれど、もう少し声が柔らかくてもいいような気がする。機を見て取り直すか。 機材の配置を変えたので、右側にスピーカーが来た。これまで十年以上、私のスピーカーは常に左側にあった。耳鼻科の先生はその事と左耳の不調とは関係ないと言っていたけれど、いつか右耳まで悪くなるのではないかという恐怖は常にある。録音はこれでほぼ終わったが、これから今まで以上に耳を使う作業が待っていると思うと今から気が重い。そんなこと言ってられないんだけど。 |
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2008.3.24. 仮マスタリング日記 最後の曲をテストマスタリング。これはこの曲に限らない事だけれど、マスタリング前にどれだけ音量を押さえても、全てのフィルインでレベルががんと上がる。なぜなのだろうか。それから意外にも間奏でPEAKがつきまくった。バウンス時にフェーダー調整しておくべきか。気をつけなければ。 |
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2008.3.23. 録音日記 『散星雨』。歌い方としてはやはりこれでいいような気がする。相当しつこくチェックして、一応これで保留というテイクを残しておく。部分的にはまだ歌い直しの余地あり。 『遥霞』。取り敢えず入れてはみたものの、こんなコーラスならない方が増しだと思った。あー。どうしよう。本歌はかなり残せるものが取れて、二つのトラックをイイトコドリにして使う選択肢も出てきているのだけど、如何せんコーラスが。あー。 『想念失路』。二番の後半からラスサビまでを少し取り直してみるも、これというのは出ず。一応保留のテイクもあるけれど、もう少し上を狙える気がする。 『迷世い道』。これも二つのテイクからほぼOKテイクを出す。ただ最後の一行だけは取り直し。コーラスはこれでよし。 最近本当に耳が疲れやすい。単にアルバム用の聴き方をしているから疲れるのか。左耳の違和感が持続するようになってきた。病院に行くほどでもないのだけど…。 |
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2008.3.21. 編曲日記 『遥霞』のコーラス作り。余りひねったものにはしない方がいいような気がして、割と本歌をなぞる感じで作ってみたのだけどどうもしっくり来ない。実際声と声とで重ねてみるとまた違うんだろうけども、うーん。一度録音してから考えようか。 最後の曲にもコーラスを入れるべきかどうか、歌詞を睨みつけながらややしばらく考えていたのだけど、結局やめにした。あるならあるでもいいタイプの曲ながら、何となく、一つの声だけでシンプルに歌い終える方が生きるように思う。 YouMusicに『この夜空に嵐が来る前に』をアップしました。アルバムと同じヴァージョンです。それにしてもこういう曲はホントに憧れなんだよなぁ…もうバンドやりたいとは思わないけど…(笑)。 |
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2008.3.19. 録音日記 『想念失路』。ここまで取ったのを聴き返すと、二番以降を残しておけるテイクは複数あるものの前半がどうもいけない。何度もチェックしたがまだ確定はせず、部分的にあちこち保留にしておく。 『迷世い道』。曲の構造上とてもバラつきやすくはあるのだけれど、それにしても揺れるったらない。マスタリングの時は瞬時にフェーダーを入れ換えるような事もしなければいけないかも知れない。一応三つのテイクからあちこち保留にして、取り直せる部分は空けておく。 『遥霞』。何というか、噛みそうで怖い。しかし幾ら早口言葉みたいだからといって、こんなにこっそり歌わなくてもよさそうなものだ。部分的には残せるテイクもあるが、まだまだ歌い込まなければ。 『年暮れ方の物思い』。最後のサビの最後の音を変えてみた。既にどこかで公開した作品に関しては、できる限りやらない事にしているのだが。 『散星雨』。今回残した二つのテイクを合わせてOKにできそうだ。が。本当にこれでいいのだろうか。何だか変に考えすぎて、何が正解なのか分からなくなってきた。この歌い方ではない気もするし、これでなくてはいけない気もする。 |
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2008.3.17. 録音日記 『想念失路』。声はまぁまぁ出ているが全体的に少し雑。OKテイクを出すために精査しなければいけない段階に入ってきているので、普通に歌えているというだけではダメだ。今まで取ったものを色々聴き比べて、部分的に残しておく事にする。一つのテイクを全て使えるのが理想的だが、多分、この曲はそれが難しいと思う。 『遥霞』。少し歌に表情がついてきた。が、安定はしていない。あああ、本当になぜこんな曲を作ってしまったのか。OKテイクが出るのを邪魔する要素が三つくらいある。 『天涯の雲』。本歌は前回取ったものをOKテイクとする。この曲を最初に終えるとは予想外だった。しかし調子のいい時には非常に気持ちよく歌えるという事は分かってきていた。後はコーラス。 『秋色吹雪』。これも本歌は前回取ったものをOKにする。ただし最初の一行から後ろだけ、ここは後でまた取り直し。コーラスはまだ歌い込む余地あり。 『年暮れ方の物思い』。保留にしておいたテイクを聴き返したら全然そうでもなかった。あれ?? また取り直さなければ。 『散星雨』。音程にも強弱にもバラつきがある。強弱はいいけど音程まで安定しないとはどういう事か。ちょっと深刻なスランプに入ってしまった気がする。アルバムのための録音をしていると、それまでは何ともなかったのに或る日突然変に難しくなる歌、というのが出てくる事がある。今作はこの曲がそうなのかも知れない。 |
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2008.3.14. 編曲日記 『遥霞』の手直し。主にイントロと間奏、しかしやってもやってもハマらない。ちょっとこれは悪循環だなぁ…。そうして今の予定でいくとこれが一曲目という事になる。もう少し何とかならんか。あとコーラスも作らなければいけない気がする。サビの繰り返しがこのままというのもなぁ。 今の予定でいくと次のアルバムは全八曲になる。一時は新曲を足す事も考えたのだけど、やめにした。2006年末までに作ったものだけで一枚出しておこうと思う。できれば、夏が来るまでに。 |
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2008.3.11. 編曲・録音日記 最後の曲の手直し。他は一切手を入れる処はないのだけど、歌の最後の五文字くらいの部分を歌メロ、オケ共に作り直した。しかしなかなか思うようにならずひどく時間がかかった。そして今聴き返してみてもまだ何だか違和感がある。これまでのものを聴き慣れてしまったからそう思うだけなのか、それとも更に改善の余地があるのかどうかはもう少し日を置かないと分からない。 この曲は自分でも『最後の曲』と呼び倣わしているけれどいまだにタイトルが思いつかない。仮でつけていたのもあるものの、どうも違う。何か他に、この曲を簡潔に表現する言葉があるような気がする。 それから録音。『想念失路』はまぁまぁのものが取れた。前回のはバラつきがあったが今日のは通して聴ける。『秋色吹雪』も無難な出来。取り直すならそれもよし。最後の曲はどのテイクもよい処と悪い処が均等に出てしまった。それにこの曲をアルバムの最後に入れるつもりなら、もう少し柔らかく歌うべきだ。今日のテイクはやや声が硬い。 『遥霞』、相変わらずややこしい曲だ。二回歌って、二回目の方は残しておいてもいいようなテイク。しかしまだ上を狙える気はする。『迷世い道』も同様。念のため保留、けれどおそらくもう少し何とかなるはずだ。 最後に『散星雨』。この歌は何だかどんどん難しくなってくる。最後のコーラスと同じフレーズをフルートで入れておいたのを、手直しをした時に音量を上げたのが失敗だった。本歌の音程をそちらに取られて妙にふらついてしまった。全体的にもどうもまだ歌い方が定まっていない。 |
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2008.3.7. 録音日記 『想念失路』、この曲は歌うのが意外と難しい。テンポに乗り切れないと音程を外してしまうし、丁度出しにくい位置の高音を使ってしまった。4テイクくらい取ったがほぼ全滅。余り力を入れない方が、雰囲気としては合っているのかも知れない、と思い始めてからまた力の抜き加減で苦戦する。どうもまだ歌い方が定まらない。 『迷世い道』も音の高低が激しいので、あちらこちらで微妙にずれている。歌に表情をつけるという面においてもまだまだ精進を要する曲。 『遥霞』はもう相当疲れてから取ったためか、まともに歌えた処を探した方が早いくらいの出来。早いテンポの中に歌詞がかなり詰まっていて、音程も絶えず動き続けている曲。我ながらなぜこんな曲を作ったのか分からない。『我ながらなぜこんな曲を作ったのか分からない』と、毎回一、二度は思っている気がする。もうそろそろ自分の身の丈を掴めていてもいいはずなのだが。しかしまぁ、毎回そう思いながらも何とかアルバムは完成しているのだ。歌い込んで慣れるしかない。 『年暮れ方の物思い』。一つ保留のテイクを出す。『遥霞』より後に取ったのだけどこちらの方が寧ろうまい。この曲に合う声になっていたからだ。疲れていない時に歌うともう少し行けるだろうか。しかし曲によっては多少喉が疲れている方がよいものもある。今日分かったのは、これはとにかく何でもないような感じで歌うべきだという事だ。力を込めると詞の意味が出すぎる。相当さらりと流さなければ。 曲順を少し考える。秋か冬の曲が多いと思っていたがそうでもない。いっそ作った順に並べて四季折々、一年中聴いてもらえるアルバムになればいいと大きな事を考えたりする。 |
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2008.3.6. 編曲日記 『遥霞』の手直し。音数の多い処と少ない処がはっきり分けてあったので、これは意図的にそう作ったのだと分かる。ただ少ない処が幾ら何でも少なすぎるので全体的に色々足す。イントロはメインとなるフレーズがなかったのでそれを作り、間奏のメインフレーズには飽きてしまったので別のを作った。派手で目立つはずの音色よりも、オルガンなどの地味な音色が意外に利く。 『迷世い道』は特に気になる部分はなかった。ただ一度マスタリングした時に、ドラムのフィルインがものすごく大きく出てしまったのでそこだけ音量調節。幾らか音の薄い部分はあるのだけど、ここを増やすと歌が潰れる気がする。 『年暮れ方の物思い』は余りうるさく音を足さない方が生きるタイプの曲だ。が、改めて見てみると場所によっては意外に詰まっている。それでもそんな風に聴こえないというのが却って面白い。どうもドラムがもたついて聴こえるので、少し音量など動かす。 |
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2008.3.5. 録音日記 『天涯の雲』、今日はよく声が曲がった。しかし前回の録音では曲げなくてもいい部分まで曲げたので気をつける。二回目のテイクはかなりいいものが取れた。このままアルバムに入れてもいいくらいだけれど、取り敢えず保留。歌いながら咄嗟にもう少しコーラスを作る。大体これで固まったか。 『秋色吹雪』、残した二つのテイクはどちらも及第点。ただこの歌はメロディがよく上下するので、一つ一つの音程が余程びったり決まっていなければアルバムには入れられない。最後のサビの繰り返し、一回目のみコーラスを入れたがここを最終的に取るか残すかはまだ考え中。そしてこのコーラスが是か非かもまだ考え中。本歌は二行分同じメロディの繰り返しで、コーラスは一行目と二行目を変えてみたのだが。 『年暮れ方の物思い』、高音の出ている処と出ていない処がある。全体的にはそれほど悪くないので却って気になる。しかしつくづくアルバムの最後の曲みたいな雰囲気の作品だ。が、困った事には次回作の最後の曲は既に決定している。どうしよう。 なんとなーくアルバム制作のための録音に移行しようとしている。 |
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2008.3.3. 編曲日記 『秋色吹雪』の手直し。ものすごく音数が多いような気がしていたのだけど、改めて中を見てみるとそうでもなかった。しかし新しいものは余り足さず、既にあるフレーズの音量調整など。それからコーラス作り。この曲は本歌とバラバラになるパターンではなく、普通に周囲をなぞる感じにする。 エコーを設定するウィンドウがどこにあるのか、先日中からずっと探していたのだが、全く分からなくなっていた。ハズレのウィンドウを随分開いてやっと探し当てた。あー。エフェクトって書いてあんじゃん。 それにしても、こうして一昨年作った曲の手直しをしていると、やはり早くアルバムを出したいという思いが募る。 |
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2008.2.27. 編曲日記 『想念失路』の手直し。あからさまに音数が少ない気がしていて、改めて中を見てみるとやはりそうだった。意図的だとしてもこれはさすがに、と思いながら全体的にコードなどを足していく。フルートの音が鳴りすぎているのも気になっていたので音量調整。この曲もコーラスを入れられる感じだ。どこにしようか、少し考えてみるも今日の処は着手せず。 実は耳の調子が余りよくない。もっと作業をしたいのだけど、疲れてしまって思うに任せない。 |
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2008.2.22. 録音日記 昨日コーラスを考えた『天涯の雲』と、マスタリングを終えてから歌詞を四文字書き直した新曲。今日はどうも調子が悪く、思うように歌えなかった。『天涯の雲』のコーラスはなかなかいい感じ、もう一節くらいどこかに入れたい。これは声が出る時には本当に気持ちよく歌える歌だ。しかし、つくづく詞が暗い。もとより底抜けに明るい歌なんか作った事はないが、それにしてもこの時期のものはどれも結構重苦しい。まぁ、自分自身の先行きを悩んでいられるうちはまだよかった訳で、その後とてもそれどころではなくなる2007年が訪れるのだけれど。 YouMusicに投票や評価を頂き、ありがとうございます。この後もう少し『静森微音』の曲をアップしていきたいと思っております。 |
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2008.2.21. 編曲日記 『天涯の雲』の手直し。何だか音数が少ないような気がしていたのだけど、改めて中を見てみるとそうでもなかった。それでもイントロや間奏に少しずつ何か足す。主にドラム。多分、歌っている部分は意図的にオケの音数を減らしたのだろう。一年以上前に作った曲だからそんな事はすっかり忘れている。 一通り最後までチェックしてから、A02の歌メロにコーラスをつける。『散星雨』のそれのように、歌詞が同じでメロディが違うというスタイルにする。もう少し作りたかったのだけどここで時間切れ。 |
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2008.2.19. 録音日記 YouMusicにアップするのは『静森微音』の曲でもいいのだけれど、ずっとずっと気になっていた『散星雨』を取り直して公開してみようと思い立つ。今『花筐』にあるのはコーラスのないヴァージョンだ。あれを録音してからコーラスを思いついた。予想はついているけれど実際入れてみるとどうなるのか確認したかった。結果的には予想通りだった。まぁ、そうだろう。それにしても、もう一方を聴かずに歌っているにも拘らず、声を切るタイミングが見事にびったり一致するようになってきた。コーラスという事をやり始めた時にはこれがなかなかできなかった。本歌を聴きながら歌えば済む話なのだけれど、気を取られてしまうのでダメなのだった。どこまで未熟なのか。しかし出来上がったものは見事にびったり一致している訳だから取り敢えずよしとする。結果が全てだ。 それから先日形になった新曲をもう一度歌ってみる。前回よりはかなり増しになった。前回の録音後はこのまましばらく放っておこうかとも思っていたのだが、やはり何とか公開できるものにしたい。二、三度歌った中から使えそうなトラックを選定する。 あー…それにしても耳が疲れた…。 |
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2008.2.18. お知らせ 『YouMusic』というサイトに登録してみました。基本的にはmuzieのように、楽曲を公開して聴いて頂く、というスタイルですが、こちらは映像があればそれも同時に見る事ができるようです。うーん、やはりそっち方面の技術も持っておかないとダメなのだろうか…。取り敢えず一曲アップしてみましたが、今後もう少し増やすつもりでいます。多分『静森微音』の曲になります。とにかく名前を売るというのを目標にしていきたいのです。 曲作りはしようとしてみていますが、なかなか進みません。新たに増やさなくともアルバムができるくらいの数は一昨年作ってあったとはいえ、まだ何となく不安です。今すぐ5th制作に取りかかる事もできるものの、秋とか冬とか年末の歌ばかりなので春夏に出すのはちょっとなぁ。この辺りはもう少し時間をかけて勘を取り戻しつつ検討したいと思います。 |
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2008.2.4. 録音日記 久し振りの録音。案の定MTR関連の配線をことごとく忘れている。ああでもないこうでもないとしばらくあちこち移動して、しばし呆然と立ち尽くしたりしたのち、やっと全ての音が出る。しかし、今度はヘッドホンから何だか妙なノイズが。16分音符がずっと鳴っている。一度プラグを抜き差ししたら落ち着いたけれど、しばらくするとまた鳴る。余り大きな音ではないので最終的には無視する事にした。 オケを入れてから、歌の録音。何だかとても小さい。歌っていない間に声量が落ちたのかと思ったが、こんなになるはずはない。これも結局はマイクのプラグを抜き差しする事で直った。ずっと刺してあった訳でもないのだけど、なぜなのだろうか。一年以上も放っておかれたので拗ねたのか。歌そのものはよくも悪くも変わっていない。まぁ、当然と言えば当然なのだけど、あらゆる事が不安だ。 ここかmuzieに新曲を出したいと思ったのだけど、今日の出来じゃ無理だなぁ。 |
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2008.2.2. 作曲・作詞日記 それにしても作詞はこんなに難しいものだっただろうか。毎日考えていたのだけど出ないったらない。それでも今日は相当時間を費やして、欠けていた歌メロも同時進行しながらやっと一通り埋める。最後のサビが二回繰り返しになった。先日書いたものは結局ほんの一部分だけ残して、後は全て書き換えた。こちらの方がまだいい。 改めて全体をきちんと読んでみると、『書けて』いるのは最後のサビだけだ。その他はどうしても『作った』感じがある。実感を伴っていない事柄を歌にするのは、どうも不得手だなぁ。 |
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2008.1.30. 作曲・作詞日記 二日ほど前に後奏を作って何とか形にはなった。しかしまだ歌メロをつけていない部分もある。今日は全体的に手直し、それから少し詞を考えてみる。二、三行は出たものの、その他が全くダメ。書けた処もできれば全部改めたい。今はまだ、こんなこと歌いたくないのだ。出てきてしまうのは仕方ないのだけれど。 新しい曲の取っかかりを少し作っておく。何だか無性に、テンポの早いものが作りたい。 |
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2008.1.22. 作曲日記 A02をそれまでとは雰囲気を変えて作る。余りに変え過ぎて歌メロ思い浮かばず。構わずB02へ、ここは割とすんなり出た。意図的に少し音を薄くしてみたけれど、このままで行くかどうかはもう少し進んでから決める事にする。そしてやはり歌メロ思い浮かばず。言葉が何もないので無理もない。 曲調としては何だか能天気な感じだ。このタイミングの曲として正しいのかどうかは分からないが、作っていて面白いのでよしとする。Intro02を二回目のサビとして後ろにつける。これでほぼ3分。もうそろそろ終わる方向で。 |
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2008.1.17. 作曲日記 Intro01のオケをサビに作り換えて歌メロを考える。言葉が出てきてから手直しするつもりで、オケをなぞったようなものを仮に乗せておく。それから間奏。一から作って大体形になった処で、最初から繋げて聴いてみる。ここまで隙間が全くない。わざとそうしていたのだけど、間奏前半で少し力を抜く事にして、前半部を倍に伸ばし、ドラムやベースなどを取ってみた。予期した通りの効果が出る。 早くこれに言葉を乗っけて歌いたいなぁ、とは思うものの。 |
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2008.1.16. 御挨拶 ただいま戻りました。花雲です。花雲*heat burst ice blockです。 昨年一年間は全く曲作りをしませんでした。声を出して歌う事も、一度もしませんでした。ゆえにこのサイトの更新も完全に止まってしまっておりました。止めるとも言わずにそうして、長らく動きのない状態になっておりましたが、年が変わってから少しずつ曲作りを再開しております。 再開にあたって掲示板を撤去しました。今後はメールフォームかweb拍手、ブログのコメント欄を御利用下さい。それからもう一つ、花雲の1stアルバム『風の中で空を見上げて』の販売を終了させて頂きました。お買い上げ下さった皆様、ありがとうございました。 今年は新しいアルバムを作りたいとも考えています。2006年に作ったままになっている曲が幾つかあるので、それらが中心になりますが、これからできるものも少し入れられたらいいなぁと思っています。 一時はこんな言葉を口にする日が来るとも思えませんでしたが、花雲は今年、再始動します。 |
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2008.1.15. 作曲日記 昨日の続き。Intro01からそのままの流れでA01へ。歌メロも後から全て変える覚悟で取り敢えず入れておく。すぐにB01に繋ぐ。Intro01をサビとしてその後ろにつける予定。作業の遅いのは相変わらずだが、音は割合すんなりと降ってくる。Digital Performerの使い方も一部忘れていたけれど、当面必要な事は大体思い出せた。 あー。嬉しい。なんだか嬉しいなぁ。 |
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2008.1.14. 作曲日記 実に一年と一か月振りの作曲日記。実は一昨日も曲を作ろうとしてみた。明確な構想を微塵も持たないままで、軽いリハビリのような気持ちで鍵盤を叩いてみて、よくも悪くも一年前と全く変わってないな、というのが素直な感想だった。完全に意欲を失っていた一年間が本当にあったのかどうか、自分でも曖昧になるほど一瞬で感触を取り戻した感じがした。音楽の事など考えもしなかったというのに、不思議なものだ。もうまるで作れなくなっているのではないかという危惧が少しだけあったのだけど、ともかくそれはなくなった。 イントロらしきものを思いつくままに音を重ねて作る。後から引いて薄くしようと考えながら、取り敢えず出てくるものを全て積んだ。そうだ、私はこうやって曲を作っていたんだったなぁ。何だか懐かしく、嬉しかった。問題があるとすれば、言葉が全く降りてこないという事か。歌いたい事が、今はまだ見つからないのだった。それにしては焦燥感がまるでない。一年前の私はとにかくひどく焦っていた。それが今はまるでない。手放しで喜ぶべきでもないけれど、まぁ、無理して焦る事もないので、のんびりやっていこうと思っている。 |
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