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過去の日記(2006年) |
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2006.12.18. 録音・マスタリング日記 『年暮れ方の物思い』を録音。実は今日が二回目だ。この曲は喉が痛んでいない日に、少し声を出してからでなければ歌いこなせない、という事が分かった。タイミングが難しい。結局一度『天涯の雲』を歌った後に戻って取ったテイクを主にして採用。『天涯の雲』は意外と歌いやすい。慣れたのだろうか、気持ちよく歌える。 それからバウンス及びマスタリング。ボーカルエフェクトはShortDLY、オケのEQはNorm.Bassを使う。マスタリングエフェクトはいつもの如くFlatで。大概どんな曲でもドラムだけが鳴っている処でPEAKが光るので、故意に少し音量を押さえてみたがやっぱり光った。フェーダーを微調整してやり過ごした。歌詞ページを作って、muzieにアップしようと思う。 |
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2006.12.13. 作曲・作詞日記 四小節の間を取って、二度目のサビ。歌に合わせてドラムを動かす。落差が出ない程度に音も足す。最初から聴き返して、細かな調整。最初のサビの詞を書き換える。言葉が無理なく聴こえるように、歌メロも作り直す。後奏は新たに作ろうかとも思ったが、サビのオケを少し形を変えて使う。 最後に音程を都合一音下げた。最高音は出ると思っていたがどうも無理だった。しかし音を下げたおかげでオケには重みが出た気がする。タイトルは『年暮れ方の物思い』。 |
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2006.12.12. 作曲・作詞日記 C01のオケを固める。歌メロが定型化していないので、それに合わせて細かく動かしていく。これで半分まで完成、詞を考える。二行分の断片を眺めていたら、歌いたい事が決まった。あとは殆ど迷う事なくするすると言葉が出てきた。今年一年、どんな年だったかを思い返しながら書いた。 C01の後ろにはIntro01を繋げる。長さを二倍にして前半はドラムを抜き、メインのメロディを変更。後半は逆に音を足す。その後どうするか少し考えたが、B01の前半部とA01の後半部を繋げて一つのチャンクを作る事にした。どちらも三行目のフレーズが同じなのでオケとしては違和感がない。詞を書きながら、歌メロを調整。ここからもう一度サビに繋ぐ。 |
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2006.12.11. 作曲日記 B01にしようと思って作っていたものを結局Intro02にして、オケをそのままBメロに持ち込んだ。つまりイントロからAメロまでの流れをもう一度繰り返す形にした。そしてB01の3フレーズ目はA01の3フレーズ目を、オケを変えて入れてみる。違和感なし。 それからC01に繋げる。ここは何日か前に書き留めておいた断片を使う。だんだん私の得意な方向に近付いてきた気がする。 |
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2006.12.10. 作曲日記 ここ数日、全く何も思いつかなかったり、思いついても後を続けようがなかったりしていたが、やっと今日少し進んだ。近頃音色選びでやや行き詰まっていたので、これまで余り使ってこなかった生楽器系の音を試してみる。Intro01からA01まで、それとB01の基礎。イントロは短めにしてそのままオケをAメロに持ち込む形。Aメロは3フレーズ目に動きをつける形。いい感じに力が抜けている。続くだろうか。 |
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2006.12.4. 作曲日記 間奏を聴き返し、もう少し音を足す。それからD01のオケ。オケが歌メロを潰さないように、細かい調整を繰り返す。そのすぐ後ろにサビを二回繰り返したものを繋げる。余り変にいじらない方がいいかと思って、1トラック足したくらいにしてみたが、日を改めてもう一度考える必要がある。後奏はイントロを流用。メインのメロディはそのままに、ドラムとベースだけをフェイドアウトさせて終わろうと思っていた。ミキシングボードを初めて使った。便利だった。詞も固まったのでこれで完成。ただしタイトルだけは例によってまだ出ない。 迷っても落ち込んでも、音楽をやめる訳にはいかないな、としみじみ思う。 |
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2006.12.3. 作詞・作曲日記 二番以降の詞を音より先に固める作業。これまで韻を踏む事を念頭に置かずに詞を書いてきたのは、それが成功するとは思えなかったからなのだけど、近頃はそう違和感のないものが書けるようになってきた気がする。 オケは余り動かさない事にしつつも、B02はB01のオケを二倍に伸ばしてドラムを抜き、歌メロも変更。詞先行の時は言葉が何より優先され、曲の形もメロディもひっくり返してしまう事が多いが、この曲はかなり歩み寄っている方だ。A01の直前のフィルインを一小節に減らし、A02の前を二小節にする。B02の後に間奏を繋げ、最後の小節からD01の歌が始まるようにする。これで構成はほぼ見えてきた。 |
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2006.12.1. 作曲日記 非常にゆっくりと進めていく。それでなくてもいつもゆっくりだけれど、更に慎重に。Intro01を二倍に伸ばして、後半に音を足す。A01のコードを作り直す。それからB01のオケ。音の入れ方が違ったのか、いきなり音量が増えた。チャンクを行ったり来たりして調整。A01の歌メロを直し、C01のオケ。ここは余り細かい動きを入れず、コードばかり重ねた。 何だか少しいい感じだ。確信して作れている。この確信とは言葉にするならば『この曲はきっと大丈夫だ』というようなものなのだが、具体的に何がどう大丈夫なのかは私にも説明は困難だ。確信しないまま作る曲がダメだという訳でもない。きっと私自身にしか理解し得ない感覚的なものなのだけど、あるのとないのとでは作り終えるまでの心持ちがかなり違う。とにかくこの曲には確信があって、だからこそ慎重に進めているのだ。多分。 |
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2006.11.30. 作詞・作曲日記 Digital Performerを起動した途端に、音より先に言葉が降ってきた。Aメロからサビまでくらいの詞が一気に書けた。きっと時が満ちたのだろう。詞先行だとやはりメロディもあっという間に出る。ただ音色選びにはとんでもなく時間がかかったが、Intro01とA01のオケまで進む。 その作業をしているうちに、一つ前に完成した曲のタイトルを突然思いついた。我ながら脈絡がない。それに合わせてサビの詞を入れ換えたり、書き直したりする。おそらくこれで確定、『天涯の雲』。 |
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2006.11.25. 編曲・録音日記 全体的に聴き直しつつ音を足して細かい調整。しかし、幾ら足しても空間が消えない。それぞれの音の間に何だか妙な隔たりがある。こんな事は余りないのだけど…何だろう。単に今、心が折れそうになっているせいでそう聴こえるだけなのか。 また日を改めてチェックする事にして、テスト録音。マイクを立ててみて分かったのだが、この曲は非常に歌いにくい。やはりテンポが遅いのだろうか。それに、息を吸うタイミングが非常に厳しい。なぜ作っている時に気付かないのか。歌い込んで慣れる事で乗り切れるものか、無理にでも間を空けなければならないものか、今日は判断がつかなかった。 ついでに『秋色吹雪』。こちらは少し増しか。前回よりも歌い方が分かってきたような気がする。我を忘れがちな曲だけれど、ひどく冷静に歌わなければ成功しないだろう。 |
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2006.11.22. 作曲・作詞日記 後奏は新しく作るべきか否か考えていたのだが、A02のオケを少し変えて使う事にした。音を足したり引いたりしてみたものの、まだ直す余地あり。どうもテンポが微妙に遅い気がしていたので1上げてみる。俄然歌いにくくなった。すぐ戻した。 それから作詞。固まっていないのは最後のサビと、A03の中央部。30分ほども画面を睨んでようやくサビの二行だけは引きずり出したが、A03はとうとう出なかった。曲の形としては完成、タイトルはまだ決まっていない。一つ前に完成した曲のタイトルもいまだ出ない。タイトルが一番苦手だ。散々悩んで結局造語とかになってしまう。その曲を簡潔に言い表せる言葉がきっとあるのだろうに、知らないからそうなるのだ。 |
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2006.11.20. 作曲・作詞日記 C01のオケを聴き直し、コードとベースを一部変更する。それから間奏。イントロの形を使って違うものを作る。作っているうちに、ここはやはりイントロと同じものを使うべきではないか、と思い、Intro02と入れ換えるかどうかでややしばらく悩む。結局間奏を採用する事に。 その後ろにはA03、これはA01をそのまま使う。詞の前後を書き換え、中央は思い浮かばず。C02と後奏を繋げれば終われるだろうか。 それにしても今日はDigital Performerが随分不安定だった。ずっと落ち着いていたのだけど、一体何がきっかけでこうなるのか。 |
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2006.11.19. 作詞・作曲日記 何でもいいから言葉を出さないと先に進まない雰囲気になってきたので、作詞。それほど悩まず、冒頭からA01まで作る。曲調に見合った重い感じになった。それからIntro02、ここは01に新たなメロディを加えるくらいで通過。 A02の詞を01のイメージからざっと書き、それに合わせて歌メロ、オケを進める。違和感がないように細かい調整。A02の後ろにC01をつけるが、どうもオケの方向性をやや間違えたような気がしてならない。明日もう一度考え直す事にする。 ここまでで三分。長い曲になるだろうか。 |
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2006.11.17. 作曲日記 Intro01にもう少し音を足し、A01へ。最初に歌メロを作ったが、オケを進めているうちにどんどん関係ない感じになってきてしまったので、歌メロの方を結局全部削除した。これも詞のアイデアがなく、ただ自分が聴いて気持ちいいフレーズだけを連ねていっているので、Aメロっぽくない始まりになった。最近少し曲の構成が似通ってきているため、それを打破する意味でも気にせず進める。結果、普段の1.5倍くらいの長さになった。 今日はここまでにしておくか、と思った途端に歌メロが降ってきたので、慌てて足す。言葉も聴こえてきそうだったが、逃してしまった。 |
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2006.11.16. 作曲日記 全く何も思い浮かばない状態が続いていたが、そろそろ危機感を感じてとにかくDigital Performerを起動。数分鍵盤を叩いていたらきっかけになるフレーズが出てきたので進めてみる。しかし、三拍子っぽい四拍子だ。もしかして三拍子なのだろうか。 イントロを作っているうちに唐突に歌メロが浮かび、歌から始まる曲にしようとそれまで作っていたフレーズを全て後ろに追いやって、新たに作り始めた。それから改めてIntro01。今日半日かけてやっとこれだけだ。まだ調子が出ない。 |
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2006.11.9. 作曲日記 サビに後奏を繋げて終わらせた。伸ばそうと思えば伸ばせない事もないが、余りだらだらと長くしても仕方がない曲のような気がしたのだ。結果、三分くらいの作品になった。私の曲としてはかなり短い方だ。 詞を一行ほど書き直す。タイトルはもう少し考える。 |
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2006.11.8. 作曲・作詞日記 Bメロらしきものを作らずにサビまで来た。ここまでが割と音数少なめなので、サビは少し重厚にしようと思ってあれこれ足してみるがどうも厚みが出ない。そういう曲なのだろうか。 サビの後半のメロディと歌詞が同時に降ってきた。いい加減作詞に取りかかる。その一行を許にして考えていたら、曲同様ひどく能天気な雰囲気になった。うーん。たまにはいいか…。 豆から落としたものを一日三杯ずつ飲む生活だけれど、自分の歌に『コーヒー』という単語を入れるのはこれが初めてなのだった。 |
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2006.11.6. 作曲日記 A01の歌メロ、それに合わせてオケの手直し。最後に詞一行分程度を付け足す。それからIntro02、これは通常の半分くらいで通過する予定。A02はIntro02の雰囲気を流用。A01がIntro01を流用しているので、それに倣った。 何だかひどく能天気な曲だ。力が抜ける。こういうものは余りできないので、完成すればアルバムの中でもいいアクセントになるだろう。イントロパーツのメインに、壊れた機械音のようなものを使っている。微妙にズレていて気持ち悪いのだけど、なぜか馴染んでいる。 |
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2006.11.4. 作曲日記 新しい曲を作り始める。何日か全く作業をしていなかったので、割とするする出る。Intro01とA01のオケ。しかし詞のプランがないので、これからどういう方向に行くのか全く分からない。 それから先日のテスト録音のチェック。『散星雨』はこの前作ったコーラスの確認のため。花筐にアップしたデモとは歌い方が違ってしまっている。いつもの花雲になっている。コーラスはまぁまぁいい感じ。ただ余程びったり音程を合わせないと、狂って聴こえるかも知れない。それにしても、コーラスを練習しすぎて、本歌のメロディが出てこなくなったのには驚いた。今までコーラスが本歌を越えた事は一度もなかった。 『五色の采配』。初めてマイクを立てて歌ったけれど、やはり最低音が少し辛いだろうか。半音くらい上げるべきか。しかし、その前にこの曲は一部メロディを見直す必要がある。 『秋色吹雪』は難しい。ものすごく力を入れないと歌いこなせないし、そうすると音が微妙にズレる。慣れるしかないか。 |
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2006.10.30. 作曲・作詞日記 できた処を聴き返しつつ、全体的に細かい調整。音を加えたり音量を減らしたり。それから後奏、最後のフレーズだけ急にドラムを取ってあっさり終わるような形にする。ここまでが充分くどいので。 それから詞の手直し。どうも、最近、意識せずに韻を踏んでいるような気がする。考えてそうした訳ではないのに、気付くと同じような言葉が重なっている。それは発音である場合もあり、字面である場合もある。これまで韻を踏むのは寧ろ避けてきたような気がするのだけど。不思議だ。 タイトルはあれこれ迷って『秋色吹雪』。10月中に三曲完成させようと決めていた。何とかやり遂げた。やれやれやれ。 |
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2006.10.29. 作曲・作詞日記 結局、B01の後のC02を後ろへ追いやってC01をもう一度入れ、歌詞を新たに書いて、Intro03を繋げ、その次の歌詞を書き、C02を後ろにつけた。オケはA01をそのまま使い、歌メロだけを詞に合うように作り換える。チャンクが増えすぎて、もう、何だかよく分からなくなった。が、曲の形としてはこれに後奏をつければ完成する。 詞はもう少し練り直す余地がある。ひどく色の強い世界だが、その色を表わす言葉が見つからない。色の名を使わずに色が見えるようにするにはどうしたらいいのか。まぁ、そんな事はできないような気もするが、悩むだけ悩んでみよう。 |
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2006.10.28. 作曲日記 Intro02を仕上げる。メインのメロディを取るトラックを二つに分けて、最後の小節まで行かないうちに終わらせてみる。ベースを抜くかどうか迷って結局入れる。どこかでドラムかベースを取らないと、少し単調になりすぎるかと思ったものの、どうも最近そのパターンを多用している気がしてドラムの手を減らす事で対応。A02とB01をやや控えめにする。そこからC02に繋いで、ここはもう少しうるさくする予定。 今の処三分弱。もう一番足すか、このまま終わらせるか。 |
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2006.10.27. 作詞・作曲日記 昨日作ったA01の詞を考える。そんなに悩まなかった。詞がメロディに歩み寄る部分と、メロディが詞に歩み取る部分とを状況に応じて使い分けた。形が崩れる事は余り気にしなかった。それからB01。Intro02を01と同じにするかそれとも新たに作るか考えながら、A02。先にメロディと詞を考える。B02の分まで作ってからオケ。多分、B01はC01になると思う。これがサビだった。ここまで来てから気がついた。Intro02の基礎まで進む。 C02はC01を二度繰り返すパターンになる。もう詞もできている。さて、この後の展開をどうするか。 |
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2006.10.26. 作曲日記 数日前から、細かいフレーズを作っては置き作っては置きしていたが、今日は起きた時から曲ができる雰囲気だった。そういう雰囲気が察知できるようになってきた。毎日そうだったらいいのだけどなかなかそうならない。一曲完成すると必ず何日か停電する。まぁ、何日か、で済むようになっただけ増しと思うか。年単位で曲ができない時期すらあったのだ。 唐突に思い浮かんだフレーズは三拍子だった。アルバム中に一つくらいはあってもいいと思っているのでそのままどんどん進んだ。途中で三拍子でないような気もしてきた。三拍子で曲を作る時はいつも必ずこの錯覚に陥る。なぜなのか。バスドラじゃない音をバスドラに使い、ベースじゃない音をベースに使う。またも曲先行、歌メロがすんなり出る。曲先行で作ると詞のパターン化を打破できるという利点もある。日中、車を運転しながらとても美しい言葉を思いついたので、それを核として進めようと考えたものの、今の処雰囲気的には少しそのイメージとは違っている。無理に合わせる事もないとは思う。 |
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2006.10.24. 編曲日記 曲を作ろうと思ってややしばらく鍵盤を叩いていたが、何も出なかった。諦めてこれまでの曲を歌い返していたら、『散星雨』のサビのコーラスを唐突に思いついた。詞は同じで違うメロディを入れるパターン。これは前に何かでやった。『刹那に光る雪』と『深淵の前で』か。実は私の弱点を隠すための手段なのだが、うまく合うメロディを見つけられた時は結構気持ちよかったりする。 |
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2006.10.18. 作曲・作詞日記 B01歌メロの手直し。C02の歌の入らない部分に少し音を足す。歌部分のオケとの差をつけようとして色々やってみたが、どうも余り期待したほどの効果はなかった。再考の余地あり。それから後奏。全く繋がりのないパーツを新たに作る。ドラム抜きで終わろうかとも思ったが、結局少しは残した。曲の形としてはこれで完成。 あとは詞だ。余りにも説明不足なのを何とかしようと考える。冒頭の二行を書き換え。これで幾分か増しになったか。相変わらず、この曲はこれでいいのか、という迷いがある事はあるが、だんだん気に入ってきてもいる。取り敢えずこのままにしておこう。アルバムに入れるかどうかは、その時に考えよう。 タイトルは『五色(ごしき)の采配』。 |
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2006.10.17. 作曲日記 B01のオケ。動くコードのトラックから。歌メロの一、二小節目と五、六小節目に法則性があるにも拘らず、無意識のうちに絡めずに流してしまった。作り直そうかとも思ったが、同じものを別のトラックにコピーし、前半と後半を入れ換えたのち、目立たせたい部分の音量調節をする。これでよし。 このチャンクは最後の音を伸ばしてC02に繋がる形になっている。そのまま行ってもおかしくはないのだが、ふとC02を半音上げてみた。さっきよりいいような気がする。通して聴いてみると、A02からラストまでずーっと歌っている。隙間がない。これでは聴く方が疲れるかも知れない。かといって新たに余計なフレーズを加えるのもどうか、としばし悩んだ末、C02前半のオケをそのまま入れてみる事にした。後々まで気になるようなら取ってしまってもいいだろう。残りは後奏と、タイトル。 |
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2006.10.16. 作曲・作詞日記 一日触れずに置いたらどうだろうかと思い、昨日は一切Digital Performerを起動しなかった。そして今日はA02から。もうどんどん訳の分からない方向に進み、一体何をどうしたいのか全く分からない。取り敢えずここまででIntro以外に同じ事をしているチャンクは一切ない。面白いといえば面白いのかも知れない。 A02を作り終えた処で、今日という今日は何か言葉を与えなければ進退窮まると思い、メロディ分の『・』を打ち出したテキストエディットを睨みつけていた。一番最初に浮かんだのはやや法則性のあるB01。『青』『緑』『赤』『白』『橙』と随分カラフルな文字が並んだ。そうなると後は自動的に8月辺りに見たものが歌になる。しかし、どうか。これはどうか。抽象的すぎる気もする。下手したら一文字残らず書き換えだ。今は取り敢えずこのままにしておく。詞が一気に、それはやはり確かにすごい勢いで最後まで出て、それに合わせてB02の歌メロととC02を作り、B01をC01と変えた後でB02をB01にした。構成的にはこれでよし。B01のオケを完成させた後で、この曲の存在意義を考えよう。 |
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2006.10.14. 作曲日記 今日はB01。前後の繋がりを余り考えずに自由にやった。違和感などないと思えばないように聴こえるものだ。これも前半八小節、後半四小節の普段とは違うパターンになった。 そろそろ詞の概要だけでも考えないと、と思ったのでメロディ分の『・』を打ち出して相当眺めていたが、結局一文字も出なかった。困った。困ったが、しかし、或る日突然降ってくるものだという事も経験上分かっている。無理に絞り出したものはろくな出来ではないのだ。 |
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2006.10.13. 作曲日記 今日はA01。もう本当にアイデアのかけらすらもないのでIntro01からドラムだけ流用し、とにかく鍵盤を叩く作業。コードらしきものが出てきたが、前半八小節、後半九小節のとても妙な感じになった。後半を四小節と五小節に分けてみたが悪あがきだったような気もする。しかしたまにはこういうものもいいだろうと思って構わず聴こえた音から足していく。 最後に歌メロをつける。既に法則性など微塵もなくなっていたため、オケに寄る感じで余り深く考えずに作った。ここは後から幾らでも変えられる。問題なのはこの先の展開だ。この曲は果たして完成するのだろうか。経験から言うと非常に危うい。 |
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2006.10.12. 作曲日記 新しい曲に取りかかろうと思ったが、全く勢いがつかず気付いたら二時間半経過。細かいフレーズを作っては消し作っては消し。ようやくこれというメロディが出てきてからはつまずかずに進んで、Intro01が出来上がる。久し振りにピッチベンドを動かしてみたりする。 これも曲先行で詞のアイデアが何もないので、どんなものになるか見当がつかない。ただ『このくらいのテンポで作ろう』という事だけ決めていたが、それも結局動かしてしまった。まぁ、そういうものだ。 |
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2006.10.9. 作曲・作詞日記 できている処まで通して聴き直し、あちこちに細かく音を足す。特に間奏は幾ら何でも少なすぎた。テンポを1上げたのち、後奏作り。やはり、全く違うフレーズを新たに作る事にした。今日は殆ど迷わず進んだ。 それから詞の確定。タイトルを考えてから、またそれに合うように少し書き換えたため、非常に悩んだ。自分の語彙の少なさにはいつもがっかりする。ああでもないこうでもないと呻吟してようやく固める。前半は以前書き留めておいたアイデアを使い、後半は8月中旬頃の出来事が元になっている気がする。タイトルは『散星雨』(さんせいう)。 |
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2006.10.8. 作曲日記 まず間奏作り。なかなか進まない。一旦置いて、Intro02に音を足す。間奏。B01とD01の間が一小節だったのを二小節にする。間奏。あちこちを行ったり来たりして何とか形にはなったものの、まだ改良の余地あり。 詞はおそらくこれで確定。あとはタイトルと、後奏。後奏をどうするか、この前から考えているのだけど思い浮かばない。一番しっくり来るのはサビのオケを繰り返してフェイドアウト、というパターンだが、それに落ち着くのが是か非かまだ判断がつかない。日を改める事にする。 |
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2006.10.6. 作詞・作曲日記 B01の後にD01を作る事にしてしばし詞を考える。それからメロディとオケ、余り悩まず通過。音もそれほど入れていない。D01から間奏に繋げようと思ったのだけどなかなか思い浮かばず、先にC02を作る。二回繰り返して、二回目にリズムとベースを抜くパターン。ここは詞で相当悩む。最初の方も書き換えたりしてようやく辻褄を合わせるが、今日の処は取り敢えず保留。 |
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2006.10.5. 作曲・作詞日記 A01、C01、Intro02、A02、B01まで進める。余りうるさくすると歌が死ぬタイプの曲なので、慎重に音を足す。音色選びにも時間がかかる。C01は別々に動くコードを入れて更に高音を足す。もうどれがメインなのか分からない。しかしこれはいつもの事だ。Intro02はC01のオケの流用、こちらは珍しいパターン。 別のパーツ用にと書き留めておいた詞のアイデアをA02に合うように書き換えて使う。自動的にB01のメロディが浮かぶ。ここはドラムも抜いてしまって、ほんの少しの音だけで通過。この後はC02に行くだろうか。 |
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2006.10.3. 作曲・録音・マスタリング日記 新しい曲に取りかかろうとしていたのがようやく軌道に乗る。A01からサビくらいまでの歌詞と歌メロは既にあるので、そこに向けてイントロを作っていく。今日は取り敢えずIntro01のみ。 それから『迷世い道』と『想念失路』の録音。三、四回ずつ歌う。前回よりは増しなテイクが出たのでそのまますぐバウンス。『迷世い道』のボーカルエフェクトは、DOUBLINGとShort DLYをパートごとに入れ換える。オケのEQはPower SDを少しいじって使う。『想念失路』はボーカルエフェクトがWet PLATE、EQはDist.EG。これは花筐で公開しようかと思って一応取ったのだけど、もうちょっとオケを何とかした方がよかったかなぁ…。一旦保留。マスタリングエフェクトは二曲ともFlat、『迷世い道』はMUZIEに登録申請をする。 |
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2006.10.1. 編曲・録音日記 『迷世い道』のB02のドラムと後奏を少し手直し。それから録音。予想通り、パーツごとの歌い分けがなかなか難しい。三回歌ったが、使えるとしたら二回目と三回目。しかし、ややノイズが入っている。録音レベルの調整を間違えたか。 ついでに『想念失路』もテスト録音。C01の後半のメロディが取りにくいが、繰り返すうちに慣れるだろう。歌いやすさで言えばこちらの方が楽かも知れない。メインのテンポが少し早すぎるような気がする。マイクを立てて歌うと意外と遅れる。これも三回歌って、増しだったのは一回目。 |
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2006.9.29. 作曲・作詞日記 色々考えて結局C02は取ってしまった。D01からB02に繋ぎ、B02のオケをもう半分繰り返して歌メロを変えて終わる。これで詞の方も幾分すっきりしたと思う。『Frogcillator』の扱い方がようやく分かった。この音は、ベロシティを下げれば下げるほど音量が増すのだ。妙な音色だなぁ。正確には音量というより、音の鳴り方が変化するので、大きく聴こえる気がするのかも知れない。 タイトルは『迷世い道』(まよいみち)。録音して久し振りにMUZIEの方にアップしようと思う。 |
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2006.9.28. 作詞・作曲日記 A02の詞の穴埋めを昨日やっておいたので、今日はC01の後の展開から。間奏を入れると余り長くなりすぎるかと思ったので八小節ほど独立したパーツを入れて、詞一行分のD01を作り、C02とB02を繋げた。C02はC01の前後パーツをくっつけて、真ん中パーツをその後に持ってくる形にしていたが、結局真ん中パーツは取ってしまった。そして始めはB02→C02という流れだったのを入れ換える。B02に後奏をつけて、曲としては一応完成。 通して聴いてみると、BメロとCメロの折り合いがやや悪いような気がする。前後パーツでなく真ん中パーツのみ入れるか。しかしそれだとD01と似たような雰囲気になってしまう。今のままで行くなら、少なくとも詞の書き換えが必要だ。明日もう一度考えよう。 |
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2006.9.17. 作詞日記 前回の続き。ひたすらオケを繰り返して、言葉を聴き取る。C01の真ん中パーツができ、その前後ができ、A01ができる。それぞれのパーツの曲調に合った言葉遣いになった。普段なら『どちら』と言う処を『どっち』と言ってみたりする。まぁ、耐えられなくなって消す可能性もあるけれども。あとA02が見えてくれば、この先の展開も考えやすくなるか。 それにしても、変換間違いというのは手書きでは起こり得ない小さな奇跡だ。 |
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2006.9.15. 作曲・作詞日記 作りかけては止まっていたC01がようやく進む。オケから作り、歌メロをそれに合わせて考える。バカっぽくはないけど和風だ。最初に作ったパーツを二つにして、間に別のパーツを挟む。相変わらず詞が一文字もないので、単に音だけ聴いて心地いいかどうかで進めていく。 できるとは思えなかったが、作詞。字数分の『・』を並べてオケを聴きながら睨む作業。こういう曲は歌いたい事を当てはめるのではなく、音が何を言っているのか聴き取らなければしっくり来ない。B01の最後の一行からようやく言葉が拾えたので、無い言葉を作ったりして派生させつつとにかくBメロ分だけは書く。 あー成程。そういう方向に行くのか。 |
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2006.9.11. 作曲日記 相当粘ったけれど、最後まで調子が上がらなかった。A02をどうにか形にして、C01と思しきメロディを作ったのみ。ちょっと行き詰まってきたなぁ。詞のアイデアが全くないのも要因か。歌うべき事が定まらないと、どちらへ進んでいいのか分からない。 ストレス発散に色んなファイルを開いて歌った。あー。ライブ出たい。 |
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2006.9.8. 作曲日記 B01を終えてIntro02。メインのメロディを少し作り換えて、B01に入れるかどうしようか迷った大正琴の音色をここで使う。本物の音はそれほど好きではないのだけど、これは言われなければそうは聴こえない音なので逆に使える。間に三味線の早弾きを四小節。このフレーズが人間の力で可能なのかどうかは知らない。間違った使い方をする事が、面白い効果を生む場合がある。これは師匠から教わった事だ。 それから以前A01として作りかけてやめたパーツをA02として流用。なかなかスムーズには進まない。ここまで作ってもまだ1分半くらいの曲だ。 |
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2006.9.6. 作曲日記 A01を終えてからどんな展開にするか考えあぐねていたが、全然違う雰囲気のB01を作り始める。『バカっぽい和風』というコンセプトを別の観点から解釈したらこうなったのだけど、余りにも流れが違いすぎて自分で笑ってしまった。しかし二小節ほどドラムを入れてから繋げてみると、まぁ行けるような気もする。 それとも別の曲に使った方がいいだろうか。寧ろ花雲の本領に近いパーツなんだよなぁ。 |
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2006.9.4. 作曲日記 一度作りかけていたA01をやめて、イントロから流用したオケでやり直す。そのまま流れた方が自然のような気がしてきたからだ。オケを作ってから歌メロを考え、それに合わせて再びオケを変更。相変わらず勢いだけでやっているので歌詞のアイデアなどはまだ1ミリもない。 旧Macの頃のファイルを色々開いてみる。SD-80で音が出るように設定したけれど、やっぱりMU80で作ったものはMU80で鳴らす以上のよさは出ない。使えるようにするとしたら、これをベースに一から始めるくらいでないとダメだろうなぁ。 |
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2006.9.1. 作曲日記 新しい曲を作りかけては投げ出していたが、今日は相当なスピードでイントロが完成した。こういうものを作ろう、という割と明確なイメージが頭の中にあったからだと思う。イメージ通りの音を入れながら、そこから派生して思いついたフレーズもどんどん入れる。 今の処目指しているのは『バカっぽい和風』だが、最後までこのテンションのまま乗り切れるのかどうかは最後まで行ってみないと分からない。作り出した時の感触で『完成間違いなしの曲』と『完成が危ぶまれる曲』との二つに分かれるが、これはやや後者より。でも面白いので頑張ろう。 |
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2006.8.23. 作詞日記 新しい曲を作り始めようと思ったが、今日は何も出てこない日だった。早々に察知して先日完成した曲の詞の見直し。最後のパーツを何とかしなければならなかった。ああでもないこうでもないとしばし悩んだが、結果的には救われない内容になった。低い処から始めて最後には前向きに終わる、というものを予定していたはずだがなぜなのか。しかし、できてみると悪くない感じなので一応今はこのままにしておく。アルバムに入れる時、気になるようならもう一度考え直そう。 タイトルは『想念失路』。 |
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2006.8.21. 作曲・作詞日記 ここ数日目眩が続いている。昨日は例の『刹那に光る雪』が、いつになく長く、沢山舞って見えた。とても美しいのでこの症状自体は嫌いではないのだが、一時その場に立っているだけでやっとだった。しかしこの不調も、精神の安定を取り戻すのと同時に治まっていくだろう。耳に来なかったのは幸いだった。 さて、長らく作り続けていたこの曲もようやく後奏だ。テンポを落としたままの状態で、クールダウンをイメージして進める。同じテンポなのだが、その前のパーツから続けて聴くとなぜか少し早く聴こえるので(ドラムが戻ったせいだろうか?)、2落とした。それから全体の長さを倍に伸ばし、最後の二小節で更にテンポを落とし、ドラムを最後の一小節の一拍目で切り、最後の小節の四拍目でテンポを下げられるだけ下げる。これはつまり最後の音を伸ばすのと同じ事だ。単に全トラック変更するのが面倒だったのでテンポで調整した。曲としてはこれで完成。 詞はC02の後半部を書いた。ラストのAメロはまだ。そもそもこの曲は一体何を言いたいのか、自分でも分からなくなってしまった。最初から考え直さねばならないのかも知れない。 |
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2006.8.18. 作曲日記 C02のオケを二倍に伸ばして、後半全く違う歌メロをつける。C02の後どのように曲を終わらせるか、しばし考えた結果A01_aとA01_bを繋げ、ドラムを抜いてかつテンポをがくんと落としてみた。テンポチェンジを長らくやっていなかったので、その方法をすっかり忘れていた。最初はソングウィンドウのコンダクタートラックのイベントリストでテンポチェンジを設定したのだがそれが利いてくれない。そこでチャンクの頭で一度設定した後にまたソングウィンドウでやり直すとうまくいった。 本当にこんなやり方だったろうか。どうも違うような気がするが、結果的にはできたのでよしとする。 |
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2006.8.9. 作曲日記 C02のオケ作り。メロディと歌詞は既にできている。この曲はパーツごとに割とバラバラの雰囲気になっているが、繋げて聴くとそれほど違和感もない、ような気がする。しかしC02をB02の後に持ってくるのか、A02_bを挟むのかはまだ決まっていない。漠然と、曲の最後にA02_bを入れるのも面白いかも知れない、などと思ってみる。 うーむ。それにしても、イントロに入れた笛の音がどうもしっくりこないのが気になる。既に二、三度選び直しているのだけど、どれもややもたつく感じがするのはなぜなのか。いっそ全く違う音にするべきか、メロディを作り換えるべきか要検討。 |
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2006.8.7. 作詞・作曲日記 聴き直したら突然思いついて、C01の後半四小節のオケから歌メロを抜いてC01の頭につけた。ちょっと歌が繋がりすぎていた。 間奏の続き。すごくうるさい感じにしたくて色々足したり音量を上げたりする。それからオケを二倍に伸ばし、メインのメロディと裏メロの関係を逆転させる。これで形になったけれど、このまますぐ二番に入るかどうかは要検討。 二番の作詞の手直し。大体書いていたものを改めて固める作業。B02からすぐC02に行くのか、それともA02_bを入れてからC02に行くのか要検討。詞の流れとしてはまだどうとでもなる。 |
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2006.8.3. 『静森微音』全曲解説・10 >『金剛の石』 これこそ、この病気(左低音障害型急性感音難聴)にならなければ作らない、作れない曲だった。作り始める前まで、聴こえにくい期間が長く続いていた。そこから抜け出せた時、割と一気に出来上がってきたように思う。今作収録曲の中で一番最後に完成した曲。こういうものをアルバムの最後に据えるのは初めての試みだったが、これ以外にはあり得ないと思った。 金剛という言葉は仏教の神様の意味で使った。『金剛石』というとダイヤモンドになるのだが、この石はそんな単純なものではない。だから『金剛の手にしている石』という表現にした。 九曲目で『深淵』と書いたものの前に、これまでの人生で二度佇んだ。二度目が難聴になった時だ。私は花筐に『音楽がなくても、生きていく事はできる』と書いた。もしもこのまま耳が聴こえなくなって、音楽を作る事も、聴く事すらもできなくなったとしても、おそらく死にはしないだろう。しかし『死なずにただ生きている』のと、『生きる価値を持って生きている』のとは、全く別の事なのだ、と今更ながら気付かされた。当時の日記に書いた事を、もう一度載せておく。 これまでずっと、曲を作るのは余りにも当然の事だった。才能の枯渇や意欲の消失よりももっと絶対的な理由でそれができなくなりそうだと感じた時の恐怖は、きっとこの先長く私の中に残るだろう。 私は一度目よりは少し強くなった。この病は確かに苦しい。しかし今はもう、絶望に手を引かれても深淵に踏み出そうとは思わない。この決意がある限り、金剛は私と共にいてくれるだろうし、その石が修復できないほど粉々に砕け散る事もないだろうと思う。 ちなみに、二度目のサビの中に、その頃或る事で辛い思いをしていた友に宛てたメッセージを入れた。本人には伝えていないけれど。
さて、『静森微音』全曲解説もようやく最終回となりました。これまでお付き合い下さいました皆様、ありがとうございました。 |
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2006.8.2. 作詞・作曲日記 拾った字数を睨みつつ、相当呻吟して作詞。最初の形にしたものは全然言い足りてなかったので、言い足りるように書き換えたのち、A01_aの歌メロをそれに合うように作り直す。A01_bはほぼそのままでよし。サビっぽい部分も少し書いたが、どうもこの曲で使うには勿体ないようなものができてしまったので避けておいて、サビっぽいメロディ作り。前から繋げて聴いてみて作り直す。最初にできたものは後で別のパーツに流用する事にする。 やっと少し見えてきたか。それにしても、本当に曲先行ができなくなってきた。 |
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2006.7.31. 作曲日記 B01のオケ。ドラムを始め、全体的にゆったりした感じにした。それから思いついて、同じメロディを二回繰り返していたA01を二つに分け、間にB01を挟んだ。そしてA01の後半はドラムを少し早くする。 歌メロはあるけれど、歌詞はまだ一文字も考えていない。そろそろ基礎を作っておかないと、先に進みにくくなってきた。字数だけ取る。
ところで、先日お仕事を依頼して下さった方のサイトが閉鎖されたようだ。その少し前から掲示板に苦情の書き込みなどが増えていたので、或る程度予感はあったが本当にこういう無責任な展開になるとは思っていなかった。メールのアカウントまで削除する御丁寧さだ。まぁ、色々思う処はあるけれど、こうなってしまったら仕方がない。これまで作ったものも、パーツくらいなら再利用できるだろう。 結構面白かったんだけどなぁ。誰か花雲にお仕事を下さい。 |
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2006.7.28. 作曲日記 ちょっと思う処あって全然別の曲を作り始める。暑くなるとやはりどたばたとうるさいものが作りたくなる。イントロの基本のメロディを決めてから、ドラムを倍速で入れた。ドラムが入るまでのフレーズはわざと倍に伸ばしたものを裏に入れる。それからテンポを20くらい上げる。 Aメロに入ったら急に脱力するような感じ、を目指し、まぁまぁそうなった。曲先行なので、今の処やや歌いにくそうなメロディになっている。 |
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2006.7.26. 作曲日記・お仕事編 サビのオケ。コードと少しの裏メロくらいで、余りうるさくならないように気をつける。その代わりドラムだけは隙間を少なくした。新しいトラックで、始めは琴の音色を選んでいたがさすがに間違った。世界観としてはファンタジーだ。これはない。選び直した。 歌メロの最後の部分を何とか捻り出す。最初から考えていてどうかなぁと思っていたのと大差ないものになった。こういう時は往々にして第一印象が正解なのだ。しかし何ともコード付けが難しい。今日作った分は保留。 |
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2006.7.24. 『静森微音』全曲解説・9 >『深淵の前で』 今作唯一の三拍子。一作に一曲で充分だと思う。オケとしては結構色々な事をやっている。自分では『蒼天賦』の次くらいに気に入っている曲。コーラスも部分によっては相当自己主張していて、どちらが歌メロでもおかしくない作りになっている。こういう事はこの歌で初めてやった。歌に関して言えば、当時の日記に『この曲を作り始めた時に「自分が一番気持ちよく歌える音域にしよう」と決めた』と書いた通り、音程を取るのには苦労しなかったが、どれだけ感情を込められるか、という点に於いてボツテイクの山を築いた。 『意図的に、説明し切らないように気をつけている』とも書いたように、詞の前半は具体的な描写を避けた。私の頭の中にははっきりとしたイメージがあり、それは今でもこの曲を聴く時に鮮やかに引き出す事ができる。『永劫の淵』の前に佇む人。この深淵の前から再び這い上がってくるかどうかは、結局本人の心一つにかかっている。このままそれに同化してしまうのも悪くないかも知れない、などと考え始めている人の手を、『私』は離す事ができない。離せば墜ちると分かっているから。軽々しいなぐさめの言葉など到底届かない場所だからこそ、この手をただ強く掴んで、戻ろうと思ってくれるのを待っているのだ。 |
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2006.7.24. 作曲日記・お仕事編 風邪の症状を抑えるために薬を飲んだ。効果はあったけれど非常に眠く、頭がぼんやりしてどうしようもない。その状態のままとにかく作業。曲調的には問題のないテンション。 歌前半のオケを詰めていく。ベースは要らない。コードを2トラックと、歌メロに関係なく動くトラックを二つ。ドラムはイントロから流用したが、少し手を減らす。全体的に、捻らないように、素直に進行するように気をつける。 歌メロ一部作り直し。辻褄を合わせるために取っていた間をなくして、その前からすぐ繋げる。落ち着いた。最初からこうすればよかった。一小節の休みを入れてサビに行けるはずだ。 前回出てこなかった十文字分は今回も出てこなかった。五文字分はアイデアがあるのだが後が続かない。 |
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2006.7.21. 作曲日記・お仕事編 イントロに音を足す。余り悩まずさくさく進める。音色は割と分かりやすいものだけを選んでみる。ごちゃごちゃさせないように気をつけたが、微妙に花雲テイストが出るのは無理もないか。ドラムトラックにバスドラとスネアを使わない代わり、ちょっと手を多くした。 それから歌メロの確定。昨日作ったものを壊したり繋げたり。法則性のない詞に法則性があるようなメロディをつける、これはなかなか魅力的な作業だ。しかしここはどうやっても一小節分の『あー』が要るな…。 相当考えたが、あと十文字分が出てこなかった。ここが一番難しい。素朴さゆえにメロディ次第では折角の言葉を殺してしまう。たっぷり悩もう。 |
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2006.7.20. 作曲日記・お仕事編 実はお仕事依頼がありました。ネットで公開されるボイスドラマの挿入歌を作って欲しいというお話です。ワタクシ恥ずかしながら『ボイスドラマ』というものを知りませんでした。どんなものが完成するのかまだ掴めていない状態ですが、歌詞と歌う方の声のサンプル(私の担当は曲のみ)、どのような場面で使われるのか、などなどを頂いて本日より作曲開始。
思えば人様の詞に曲をつけるという作業は生まれて初めてだ。既に一度私の詞と曲で完成した作品、に、新たに別の詞を書いてもらった事、は一度だけある。つまりもうほぼ100%私一人で完結しているので、この作業に対して非常にわくわくしている。まず詞が非常に難しい。内容や言葉がではなく、どこで切っても偶数の小節には収まってくれそうもない形になっている。しかしこういうのは花雲が割と得意とする処だ。うまく収められたらきっと気持ちいいだろうなぁ。 さてまずはイントロから。バラード調で二、三分程度、という事なのだけど、言葉の量は多くないのでそれほど急いで歌に入る必要もないだろうと目星をつける。メインフレーズとリズムをざっと作り、詞の一行目のメロディ。それから後半部の歌メロを思いついただけ貼りつけておく。大体流れは見えた。最後にイントロを二倍の長さにする。御要望のうちの一つ『だんだん明るくなってくる感じ』を取り入れるため。 考えるべきはオケの比重か。そしてサンプルを聴いた限りでは私と違って音域の広い方のようなので(羨ましい)、もう少しメロディを動かしたいなぁ。 |
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2006.7.14. 『静森微音』全曲解説・8 >『この夜空に嵐が来る前に』 今作収録曲の中で一番最初にできたもの。つまり、創作環境を一新してから初めての作品。とにかくDigital PerformerやSD-80に言う事を聞いてもらうのが大変だったという印象しか残っていない。そしてアルバムに入れるまでにやはり一番手直しをした曲でもある。 前作の最後に完成した曲(『疾走』)から十か月間のブランクがあった訳だが、オケやメロディに関してはそれほど苦労しなかった。Aメロは頭の中で作っていて、忘れないように時々確認していたというから最初からこういう曲調にするつもりではいたのだろう。 詞の最初の三行は或る芸術作品を見て書いた。『悔いはないという君の言葉』というのはラスト近くの主人公のセリフのこと。私は『そんなの絶対嘘だ』と思ったのだ。当初はもう少し内容が絡んだ詞だったかも知れないが、最終的にはこの三行だけが残った。『何かに感銘を受けて書いた詞でも、私自身の思いや体験がそこに入り込まないという事はない。足したり引いたりしているうちにいつの間にか、自分の事になる』と当時の日記にも書いている。 嬉しい記憶も嫌な思い出もとにかく全てが『大切な糧になる』と思っている事は、最近の作品によく出てくる気がする。私は花雲を誕生させる事になった時に、特に判然とそれを学んだ。 ちなみに『ぬかるみ』を『糠る海』と書くのは漱石先生が使っていた当て字です。 |
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2006.7.5. 『静森微音』全曲解説・7 >『Travel of escape』 こういうタイプの曲はこれまで作った事がなかった。歌メロの動き方。ギリギリまで下げた音程。オケ、特にドラム。しばらく曲作りをしないでいた後に突然珍しいものが出来始めたのだった。非常に難産だったが、この曲を完成させられた事はほんの少しだけ自信にもなった。 詞の原型は、東京から帰ってくる飛行機の中で書いた。『あの半月と同じ高さまで』飛べるのも、『足の下で 恐ろしいほどに泡立つ雲の群れ』を見る事ができるのも、つまり飛行機に乗っている時だけという訳だ。私は数か月に一度、道内や道外に旅をする。その殆どは生の舞台を見に行くのが目的だけれども、現実逃避という事もまた、大きな理由になっている。時折『日常』を離れなければ崩壊しそうになる。実は『Temporary breakdown』にも、少しだけこの事を書いた。 逃げ出して、休息して、元の場所に帰り、次の逃避行の予定を糧に、少しずつのろのろと進んでいく。そんな事を、ただ繰り返している。
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2006.7.3. 編曲日記 『遥霞』の手直し。イントロに音を足す。A02の歌が途切れる部分のオケを少し作り換える。B02の前に八小節の空きを入れる。オケはその後の歌部分を流用したが、どうもしっくりこないので音を足したり引いたりする。これで確定という処まで行かなかったかも知れない。何しろ今日も耳がおかしく、音のバランスが変だったからだ。しかし昨日の録音を踏まえて、直そうと思った部分は全て直した。そして最後に半音上げる。 意識的に毎日睡眠時間を増やしているのだけど、なかなか落ち着いてくれない。病院に駆け込むほどではないものの。 |
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2006.7.2. 録音日記 まだ耳が閉じていたのだけど、もう我慢ならなくなって『遥霞』をテスト録音。音程は一応無理のない状態ではあるものの、これはライブで歌ったらきっと低音が潰れると思う。それはライブをやって初めて気付いた。出るはずの低音が結構出ない。半音くらい上げておいた方が無難だろうか。 それから、二番がやはり余りにも繋がりすぎている。歌うのに支障はないが、これではきっと聴く方が疲れるだろう。どこかに少し間を取った方がよさそうだ。 歌はまぁどうしようもない感じではある。『あ』にこだわりすぎた気も少しする。くどいかも知れない。 |
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2006.6.28. 作曲・作詞日記 これまで作った部分を聴き返してみて、まずはIntro02の手直し。基本的な雰囲気はそのままに、メインのメロディを作り換える。それから後奏のオケを詰める。耳がまだ本調子でないためかどうも疲れやすい。今日中に完成させようと決めていたので、休憩しつつどうにか形にする。するとIntro01が随分空いて聴こえる。これは後でもう少し音を足そう。 それから詞の確定。ラストのサビ一回目を書き換える。或る言葉を調べようと辞典を開いたら、傍にあった単語が目についたのでそっちを使った。よくある事だ。これで一応は完成、タイトルは『遥霞』(はるがすみ)。近いうちに録音してMUZIEで公開しようと思う。 |
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2006.6.27. 『静森微音』全曲解説・6 >『心象』 花雲の中で、『静嵐』や『capella』と同じ引き出しに入っている曲。こういうものがごくたまにできる。大抵、スランプで苦しんでいる時だ。完全に曲先行で作り終えたので、作詞と録音には非常に苦労した。『capella』の次くらいに苦労した。あの頃より少しは自分の声がコントロールできるようになっているという事なのか。飛行機や雨の音などの効果音的なものも多少入っているが、雨音はひどいと思う。 アルバムの中で唯一、マスタリングエフェクトを使わなかった曲。かけたらノイズが出たという理由もあるが、この作ったままの状態の音が丁度よかったのではないかと今は満足している。 『きらきら』なんていう言葉が出てくるのは非常に珍しい。初めてかも知れない。曲ができないというより、何を書いたらいいのか分からない時期だったような気がする。移り変わるようでいて、結局また同じ季節、同じ一年が過ぎていく。忘れ去る事のできない重苦しい記憶が幾度もよみがえって、よせばいいのに過ぎた事で苦しみ続ける。そうしているうちにいつの間にか、物事はわずかながら動いている。そういうものが、ゆっくり、ゆっくりとこの歌になった。出来上がってみればそれほど悪くもない詞ではあったけれど、自分で本当に『あ、書けたな』と思ったのは最後の二行だけ。
喜びも。苦しみも。これまでの一切合切を。 |
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2006.6.23. 作曲・作詞日記 耳が少し閉じ気味なので、後奏の取っ掛かりとなるフレーズだけ。それから最後のサビの繰り返し部分の詞を考える。 出来上がってみると、結局あの日の事が作品になった感じだ。アルバムを作り終えて一人で桜を見に行ったあの日。桜を見てふらふらふらふら歩きながら、ずっと音や言葉を掴もうとしていたのに結局何も出てこなかったあの日。その、『出てこなかった』事が今、詞になった。アルバム完成後の空洞感まで歌にするんだな。 |
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2006.6.21. 『静森微音』全曲解説・5 >『刹那に光る雪』 2006年最初に作った曲。ベースの音を一切入れなかった。歌っている部分はオケをぐっと抑えようと決めていたし、別に要らないな、と思ったのだ。しかし何よりも前年末に難聴が再発し、それが完全には治まらない中での曲作りだったため、低音を無意識的に避けたという事があるのかも知れない。当時の日記には『自分でも焦っているのがはっきり分かる。いつもはもっとかちかちに、もう二度と手を入れないくらいかちかちに作り込んでいくのだが、それをしている時間が惜しい。いつまた耳が悪化するか分からないという恐怖が常にあるからだ』と書いている。聴こえにくい、音が響く、難聴なのに脳外科で検査を受けたり、病院を変えたりと、とにかく身体的にも精神的にもひどく状況が悪く、頭がおかしくなりそうな日々だった。その事はアルバムの中でもこの作品の詞に最もよく現われている。 『刹那に光る雪』というのは、私が小さい頃から見続けている或る現象を表現した言葉。小さいがとても強い光が時折目の前をひらひらと横切る。手を伸ばせば掴めそうなほどに判然と見えるもので、いまだに正式名称は分からないのだけど、この病になってからまたよく見えるようになっていた。決して歓迎すべきものではないのだが、ああ、きれいだな、と思って見ていたのだ。
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2006.6.21. 作曲日記 B02で引っかかった。足しても引いてもしっくり来ない。もやもやと延ばす音を足す→足りないような気がして別トラック+オクターブ下げで追加→前後の流れを見てドラムを抜く→延ばしたものが目立ちすぎて一旦足したものを引く→動いている音が少ないので2パターン足す→うるさくしすぎた気がして音量調整→耳が疲れてくる→判断できなくなる。 少し休んで最後のサビ。C01をそのまま流用して二度繰り返す。二度目にドラムとギターの音を少しずつ足した。ギターは結局取れないみたいだ。あとやるべき事は、間奏と後奏と歌詞の確定。タイトルは多分もう決まっている。 |
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2006.6.19. 作曲・作詞日記 Intro02から。01を少し作り換える。前面に出ていたメロディを引っ込めて違う音を足す。A02の詞の空いていた部分を埋める。B02の作詞。ドラムだけ残して、後は作り換えようと思っていたので歌メロも変える。しかし進めているうちに、ふとB01の後半をここにくっつけても面白いのではないか、と気付いて試してみる。まだオケが全部できていないのでこれで確定とは言えないけれど、多分行けると思う。そうしたら後はサビを二度繰り返す。これはサビができた時から決めていた。 曲の形としては大体これで終われると思う。余りだらだら続けても仕方ないタイプの作品だ。 |
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2006.6.15. 作詞日記 B01の詞を書く。昨日まで全然出なかった割には、今日は悩まず書けた。それからA02の作詞。A01の形を借りて書く。今まで余りこういう事はして来なかった。 それから何となく、昔P-MODELをコピーしたもののファイルを開いてみる。『美術館で会った人だろ』『MOMO色トリック』『VISTA』を音が出るように設定しながら(まだPerformer5.5の頃に作ったものだ)、懐かしい懐かしい言っていた。結構ちゃんとテクノポップになっている。やってできない事はないのに、自分で曲を作るとこういう面は出ないのだな。 |
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2006.6.14. 『静森微音』全曲解説・4 >『Temporary breakdown』 この曲を作る前、軽いスランプだった事を覚えている。音楽以外の部分でも色々と嫌な事が重なり、なかなか眠れない夜に詞の原型を考えていた。行の中にスペースが全くないのは、その時の私の余裕のなさの現われなのか。敬語(?)が出てくるのも非常に珍しい事だ。 『誇れるものが見つからない』とは思ったが、全くないというのも嘘だという気がした。そしてどんなに落ち込んでも焦っても、『苦しさだけが全て』だなどと自棄になるのはただの自惚れでしかないという事は知っていたし、『乗り切れないとは思ってない』のも確かで、そして結局、私には音楽しかないんだな、と考えていた。『諦めるのを諦めて』などと言ってはいるが、元々諦めるという事すらもできるとは思っていないのだ。 曲としては全体的に、詞の内容とは裏腹な明るくさわやかなものになった。こういうどうしようもない詞ほど、曲調は明るくなければならない。普段なかなかこの感じは出ないのだけど、よくよく思い出してみたら丁度十年前にはこのような音をかなり作れていた。今ほど深刻ではなかったが、あの頃もあの頃で、自分なりに色々と思い悩んでいた時期ではあった。
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2006.6.14. 作曲日記 C01のオケ。A01とB01を薄めにしたので、ここではドラムを2トラック使ってどたばた言わせたのち、コードを3トラックくらい重ねる。それから忙しく動くものを2トラックほど。繋げて聴いても特に違和感もなく、この感じで行く事にする。 それにしてもB01の詞が出ない。代わりにC01の最後の二文字の、読みはそのままに漢字だけを変えてみる。花雲が割とよく使う手だけれどこれは果たしてどうだろうか。まぁ、時間が経つにつれて最初からこうだったような気になるものだ。 耳はもう殆ど通常営業に戻った様子。しかし目眩が少しする。耳鼻科の診察でも「左に少し引っ張られている」と言われた。検査のために頭を左右に振られるのだけど、それをやってからひどくなって帰ってからややしばらく横になっていた。目眩はこの処なかったのだけどなぁ。やはり先週熱が出てからどうも体がおかしい気がする。余り気にしても仕方ないのだけど。 |
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2006.6.13. 作曲・作詞日記 B01のオケ。余りごちゃごちゃさせずにさらっと流す。もっと乗せれば乗せられるのかも知れないけれど、敢えて止めて少し様子を見る事に。後々足りないと思えばその時足そう。 それから詞を考えていたが、なぜかC01の詞の方が先にできてしまった。聴いているうちに音が言葉を出してくれた。という事は、B01はこれとA01に挟まるような詞を書かねばならないのだな。 web拍手お返事。6/12『蒼天賦素敵でした』とコメント下さった方。ありがとうございます! muzie●では『Pickup Songs!!』に選んで頂いているにも拘らず、一番票が入っていない、という不遇の曲ですが、私としては今の処一押しの作品だったりします(笑)。 |
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2006.6.10. 作曲日記 B01になると思われる部分のメロディ作りとリズムパターン作成。C01になると思われる部分のメロディ作りとリズムパターン作成。詞は一文字も浮かばず。ただもう音が聴こえてきたのでそれを掴み取っただけ。それからA01に少し音を足す。うーん。耳の違和感がまだ消えないなぁ。もう何日も青空を見ていない、この天気のせいなのか。 web拍手お返事。6/10『無限残像がすきですの』とコメント下さった方。ありがとうございます(笑)。花雲の本領からは多少外れた処にあるものの、私もかなり気に入っている曲です。 |
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2006.6.6. 作曲日記 耳がまだ本調子ではないので、時間を決めて集中して作業。だらだら続けるより効率が上がる気がする。 A01のオケ。ドラムを一通り打ち込んでから、SetをAnalogに変えようと思ったら数字を間違えてElectricになった。それが意外と面白かったのでそのまま採用する。それからベースの音も少し軽いものに変更。なぜか分からないがとてもクラフトワークっぽい音。既にできていた歌メロを半分ほど作り直す。他がかしゃかしゃうるさいので、コードだけは殆ど動かさない事にする。 この後はまた先に詞を作らないと進んでいかないとは思ったものの、今日は何も浮かばず。 |
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2006.6.5. 『静森微音』全曲解説・3 >『無限残像』 こういうやかましい感じの作品は、ほぼ一年に一曲しかできない。全くできない時もある。『無限残像』の前に、自分の中で同じジャンルに置いている曲ができたのはその一年半前、『幻影京』だった。その前というと一年二か月遡って『fact and crime』だ。どれだけテクノに向いていないのか。しかしできる時は一気にできる。琴やら笛やら入れたりして、相当『和』の雰囲気は出たと思っている。 しかしこの曲は何よりも、詞について弁明しなければならない。『依裡 依裡 喇嘛砂漠谷』、つまり『エリ エリ ラマサバクタニ』というのは『我が神、我が神、どうして私をお捨てなさる?』という意味で、聖書か何かに出てくる言葉らしい。…らしい、と曖昧になってしまうのは私はこの言葉を芥川龍之介の『西方の人』で見つけただけで、それ以上の詳しい事は調べてもいないからだ。突然あのメロディと共にこの言葉が降ってきたのでそのまま使った。意味が欲しかった訳でも何でもない。当時の作曲日記を読み返すと『他のものに変わるなら、そうした方が無難ではある』と書いている。誤解を恐れたためだ。が、結局は余りにもメロディに詞がハマりすぎていた事と、こんな曲が一つくらいあっても面白いだろう、という理由で変えなかった。ただ、直接的すぎるのもどうかと思ったので、後から漢字を当てた。 『なぜかこの曲に限って、いつも以上に雄弁に音から言葉が聴こえてくる』とも書いていた通り、他の部分も割と悩まず詞ができた。ただし自分でも意味の分からないものも多かった。音が、そう聴こえたから、というだけで『何もない円』などという理解に苦しむ言葉もためらわず採用した。『火の兄(ひのえ)』『火の弟(ひのと)』などは歌詞を見ない方が元の意味は掴めると思う。『丙』『丁』を辞典で調べたら元々こういう意味だと書いてあったので、かっこよくて入れた。『水の兄(みずのえ)』『木の兄(きのえ)』などと共に五行と呼ばれてそれぞれ関係性もある事も分かったが、その辺りには余りこだわらなかった。意味などない事を貫きたかったのだった。 『裏の目の賽(さい=サイコロ)』は、『裏目に出る』という事とかけている。私の行動は大体がこうなる。 『神の手に背いて』『光明があるとすれば この身の中に』などと書いているが、私は本当に窮地に立った時は、切り抜けられるかどうかは自分自身の心持ち一つにかかっていると思っている。仏や神の存在を全く信じていない訳ではない、ただ、同じ神頼みなら『お助け下さい』ではなく『力をお貸し下さい』と願うべきだ、と思うのだ。信じる事によって力を得て這い上がれるのなら、それは何ら悪い事ではないと考える。 完成したのは2005年10月。まさにこの曲を作り終えようとしていた時、『左低音障害型急性感音難聴』と診断されたのだった。こんな曲を作ってしまってバチが当たったのだろうか。しかし、この病によって私は、その後実に様々なものを得る事となる。 |
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2006.6.5. 作曲日記 イントロを作る。結構アップテンポでドタバタとうるさい感じにする。またギターの音を入れてしまった。打ち込みでギターの音色を使うのは、自分でもちょっとどうかと思ってはいるものの、頭の中でそういう音が聴こえてしまうので一旦は入れざるを得ない。後で取れるものなら取ろうかなぁ。 昨日二時間ほど大音量で音楽が流れている場所にいた訳だけれど、耳は殆ど悪化しなかった。通常の状態を100とすると今は90くらい。 |
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2006.5.31. 作詞・作曲日記 空を見ていたら唐突に詞とメロディが降ってきたのでDigital Performerを起動した。アルバムを作り終えて随分休んだから、そろそろかと思っていた。四行分の詞と歌メロ、それにコードのみ。ここ数日、わずかながら耳に違和感があるので、無理をせずこれだけにしておく。 さて、またここから始めていくか。 |
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2006.5.30. 『静森微音』全曲解説・2 >『遣らずの雨』 丁度一年くらい前に完成した曲。イントロで鳴っている音色を使ってみたくて作り始めたので、曲先行。当時の日記には『言葉と音とが余程びったり合っているものでないと、この曲は成功しないだろう』と書いている。Aメロができた時点で、弾むようにリズム感のある詞にしなければならない、という事は分かった。そこで考えたのが『五十音の行の最初の文字+「ん」』で始まる言葉を使う、という法則。『「あん」たん』『「かん」げつ』『「さん」ざめく』『「たん」ぜん』…とこのようにずっと作っていって、『や』行だけがどうしても思いつかなかったので、タイトルに飛ばした。そして『わ』行に辿り着く前に曲が終わってしまった。 サビの一回目と二回目は基本的に同じオケだが、歌メロは全く違う。二回目を後から作ったのだけど、こちらの方がオケには合っていると思う。『爽と気付かぬ振りをしてまた歩み出す』という一行には、『そうと気付かぬ』と『颯爽と歩み出す』という意味をかけた。時々こういうバカバカしい遊びを入れたくなる。この最後のサビは花雲版バカコーラスとも言えるもの。たかだか3トラックだが、自分の声をこれだけ重ねたのは初めてだった。そしてコーラスをつけてから、この曲が急に好きになった。 『炎』という言葉を辞典で調べたら、最後に『「火(ほ)の穂」の意』と書いてあったので、それを勝手に漢字を変えて使った。私の中で燃えている火があるとしたら『火の緒』くらいの細くて頼りないものだろうと思ったから。しかし、最後の四行はよく書けたと思う。これがまさしく今の私だ。
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2006.5.23. 『静森微音』全曲解説・1 >『蒼天賦』 さて、まずは『蒼天賦』。アルバムが完成してから、どこかに振り仮名をつけておけばよかったなぁ、と思った事であった。『そうてんふ』と読みます。『賦というのは詩経の六義の一つで、心に感じた事をそのまま述べる表現方法…ではあるが、詞の内容は必ずしもこの意味には沿っていない』(当時の日記より転載)。『蒼天』はそのまま青い空のこと。最初に冒頭のサビのメロディが浮かび、詞は音から聴き取って書いた。実はこの最初の四行ができた後で、何十年か前の、あの戦争について書こう、と決めた。『これは実際にはまだ見ていない或る芸術作品のタイトルと、その内容についてのただ一つのキーワードだけを許にして、そこから広げてみようとしている詞なのである』と当時の日記に書いたが、そのキーワードというのが実は『戦争』だったのだ。こういう作り方は初めての試みだったので、私自身は非常にわくわくした。 しかしもちろんテーマがテーマだけに、そういつまでも不謹慎にわくわくしてはいられなかった。近年異国の地で起こっていた戦争については、前作『騒音に沈む針』で書いたけれど、自分の国であったものを材に取って作るのは初めてだ。戦争によって突然断ち切られる縁とはどのようなものだろう。私にはそれを自分の体験として理解できるはずもなかったが、母と、もう疾うの昔に亡くなった祖父母の戦争体験を聞いた記憶があった。それはこの作品に書いたものと直接繋がるような話ではないのだけど、戦争が、そう遠くもない年月の事なのだ、とつくづく実感した。その時に何か一つでも違う選択をしていたなら、母も、私も、今ここにはいなかったのだから。 曲としては会心の出来だと思っている。オケも、メロディも、詞も、全てに不満のないものが作れたのは一体いつ以来なのだろう。思い出せない。その分録音は苦労した。本当に苦労した。 この世に取り残された者は、先に旅立った者の事を記憶に留めておく義務があると思う。未練を残すのではなく、時折静かに思い出して、忘れずにいること。『無くなったもの』にしてしまわないこと。それができるのは、今生きている者だけだから。 |
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2006.5.4. 花雲初ライブの顛末 5月4日、4時45分起床。玄関で靴を履く時に、新作の中で『刹那に光る雪』と表現したアレ(相変わらず正式名称が分からない)が見えたが、耳を含め体調はよし。7時駅発のバスで札幌に向かう。動き出した途端一時間くらい爆睡。その後更に一時間ほどうとうとしながら過ごし、ステージに上がる三時間前に空腹を満たしておく。iPodに入れておいたオケを聴きつつ歌詞を思い出す。殆ど緊張していない。何この余裕? 11時、時計台前降車場でバスを降り、大通公園へ。6丁目が予想よりも遠く、ちょっとだけ焦る。視界の中に突然現われるステージ。あ? あれか? 着いた? 着いたの? うわぁ。緊張して来た!!(←笑)傍のベンチに一旦座って、母に電話。色々励ましてくれたような気もするものの、殆ど頭に入らない。覚悟を決めて、スタッフさんらしき方が集まっている処へ近付いていって御挨拶。曲順表に記入する手が震える。オケの入ったCDを渡して、リハをさせて頂く。多分、一番手だったからその時間があったのだと思う。この時は緊張よりも耳の方が心配だったけど、何ともなかった。三曲ほどやっ…たのかな?(記憶が飛んだ) リハを終えて、ステージ横のテント(荷物置き場)に戻っていると、司会の方がいらした。司会進行をする方がいて、演奏後に軽くトークする、という事は事前に知っていたものの、「インタビューさせて頂いてよろしいですか?」と言われて一瞬頭が真っ白に。い、インタビュー! いや、打ち合わせなんですけど。とても優しい方だったので話しているうちに落ち着いて来た。そして私のサイトも探して見てくれたらしく、『花雲という名前の由来を知ってとても感動したので、ぜひ紹介させてもらいたい』と言われてこっちが感動する。MCで自分で言おうと思っていた事も、幾つか質問事項の中に含まれていたので、「MCで言わない方がいいですか?」と訊いたら『何度でも繰り返して言って宣伝して下さい。その方がお客さんも覚えてくれるから』とのお答え。そうか。いいのか。 テントに荷物や人が増えて来た。外に出て、ステージ前(と言っても結構離れているけれど)のベンチに座り、次のバンドのリハを眺める。うめー。リハできたのは結局二組だけだったらしい。まだ時間があるので歌詞でも確認しようかと思ったが、BGMとしてスピッツが流れているので全然集中できず(笑)。聴いちゃうんだもん。あとはもうただぼんやり風に吹かれながら、空とか見ていた。 12時半過ぎ。あ、30分切った、と思った途端に緊張しだす。12時40分、テントに戻って上着を脱いで、譜面台のネジを締め直したり、水飲んだり。譜面台を持っていかれる。「これ持って上がって転んだりすると大変なので」あ、はい。おっしゃる通りです。 司会のお姉さんの声が聴こえて来た。あーあーあー始まっちゃったよー。スタッフさんに付き添われてステージ裏の階段へ。あれ? どのタイミングで出るんだろ。あ、名前呼ばれた。「どーぞ!」って言われたから多分今だな。出る。
前日くらいになってから、初ライブの一曲目が『meunatara』って何だか不思議だなぁ、と思った(この曲の事を知っている人だけ想像して下さい)。『間違い率100%』と言っていたのは実はこの曲で、『茫漠』と『寂寞』を取り違え続けていた。本番では間違えずにちゃんと一番を『茫漠』と歌えた、のだが、それで安心してしまったのか、二番のサビ前、まだ歌がある部分でちょっと休んでしまった。あああ、やっちゃったよー! この間違いは実はリハの時に初めてやって、それを本番でも見事に繰り返した。バカか! 自分ではっきり間違えたと認識したのはこの一か所だけ。しかし、お客さんの方は全然見られなかった。ずっと空を見て歌っていた。あーいい天気だなー、太陽が眩しいなー、『空に溶ける赤』なんか丁度歌詞と合ってんじゃん、などと、結構色んな事を考えているものだ。風が少しだけあって、途中二度ほど歌詞本がめくれたがそれは特に気にならなかった。直したけど。そしてホントはもうちょっと動きとか考えていたものの、全然できなかった(笑)。ノドは疲れていないはずだったが、低音は出ていなかった。気持ちが上擦っていたのだろうか。MCも特に引っかからずに何とか終える。 『金剛の石』を歌う頃にはあーもう終わりなのかーと思っていた。割と楽しんでたんだな。終わってから、その後のトークをどんな感じでやるのかを聞いていなかった事に気付いた。ちょっとうろうろする。この時間が一番緊張した。「歌詞は全部日本語で」と話を振られた時に『無限残像』の事が思い浮かんだので「そういう事になっております」という受け答えになってしまった。あれは一応英語じゃないという事になってます。私の中で(笑)。 何とかトークも終えてステージを降りる。あ〜〜〜。終わった〜〜〜。 ふと振り返るとお友達たちが来てくれていたので御挨拶。話していたら横から声をかけられた。そこには花束を持った一人の女性が。 なんとそれは、私の最初のサイトの頃から親しくさせて頂いて、本当に大変お世話になっていて、花雲のアルバムもずっと聴いて下さっているにも拘らず、これまで一度も会う機会のなかった方でした。恩人なのです。この方にお会いするのが長年念願だったのです。色々なバタバタで、ライブの二日前にようやく御報告メールを送ったような状態だったので、見に来て頂けるとは思ってなかったし御本人もそうおっしゃっていたので心底驚いて、「思い立って、来てしまいました」と言われ、花束を頂いた時には、ちょっと涙が出そうでした。 この時の事はうまく言葉にできません。嬉しくて、絶句するという事があるのだな、と思い知った次第です。ほんの数分間の初対面でしたが、忘れられない出来事になりました。本当にありがとうございました。 それから程なくして、お友達たちと場所を変えてお茶する事に。その前にスタッフさんに御挨拶。今後ももしこういう機会があれば、と言った処、『雪まつりの時、もしよかったらウチから推薦しますよ』とのお言葉が! えええ!! マジっすか!! 半ば呆然としつつとにかくお礼を言って退出しました。お世話になりました。 もう何だか色んな事がありすぎて、どう言ったらいいのか分かりませんが、楽しかったです。思っていたより楽しめた。歌を聴いてもらうのって気持ちいいな、と思いました。またやりたいなぁ。うん。 |
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2006.5.2. 練習日記 昨日マスタリングしたライブ用オケの音量チェック。まぁまぁ揃っていたのでCD-Rに焼き、それで練習。歌詞本も一応用意したのだけど、殆どは見なくても歌える。ただやはり今回のアルバムに収録していない曲はやや危うい。一番と二番を間違える。二曲目が最も危険だなぁ。 |
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2006.5.1. マスタリング日記 やっぱりというか何というか、アルバムを作り終えたら安心し切ってしまって少し悠長に構えすぎた。今日一日でライブ用の曲を決め、全てマスタリング。眠くて死にそうです。 結果的に五曲になった。花雲の場合一曲一曲が長いので、これが限界だ。コーラスを取り直している時間などなかったので、アルバム用のプログラムに無理矢理隙間を作ってバウンス済の7/8トラックを横に避け、オケとコーラスだけをそこにバウンス、そしてマスタリングをするという形を取る。今さっき最後の曲のマスタリングを終えた。これからCDに焼いて音量を見なければならない。それにしても、眠くて死にそうです。疲れてんのかなぁ。 |
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2006.4.29. 練習日記 昨日第一便を発送し、酷い脱力状態に陥っていたが、燃え尽きている暇などない事に気がついたので、ライブに向けて取り敢えず使えそうな曲を歌ってみる。出演が確定してから、ざっと選曲はしてあったのだけどどうも微妙だ。冬の歌だったり夜の歌だったり。花雲には夏や昼の歌が殆どないので仕方ないけれども。 『静森微音』に収録した曲はさすがに歌詞が入っている。しかし『無限残像』だけは別。この曲は最後まで歌詞本が手放せなかった。MUZIEで一番票が入っている『meunatara』を歌うかどうか考え中。『月の桜』も意外と人気があるようだ。 |
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2006.4.27. アルバム完成 花雲 4th album『静森微音』(sei_shin_bi_on)完成しました! 一時はどうなる事かと思いましたが、全ての作業が終わりました。今、CD-Rに焼いています。 『Temporary breakdown』は少し音量を抑え気味にしてマスタリングをやり直し。『心象』は一度マスタリングしたものを再度バウンスしてマスタリングしてみたら、何とか音量が他に近付いたように思えた。それでも少しは小さいけど、アルバムの中間地点に置く曲としてはアリかという事でOKを出した。 本当によく完成したと思う。実質二週間でレコーディングした事になる。耳が悪化して発売延期、という事態を三割くらいは覚悟していたのだけど、いまだ何ともない。あれだけ毎日毎日ヘッドホンをして声を出し、それなりの音量で幾度も幾度もチェックをする日々が続いたというのに。ライブまでこの調子で持ってくれればよいのだが。 毎回必ずそうでなければならないはずだが、前作よりも納得の行く内容になった。環境の変化、そして難聴という二つの大きな壁を乗り越えて作り上げたアルバムなので、感慨もひとしおだ。 |
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2006.4.26. 昨日のマスタリング日記と今日の録音・確定・マスタリング日記 『この夜空に嵐が来る前に』。音量調整が意外と難しかった。オケEQはMetal EG、ボーカルエフェクトはDigi PLATE。マスタリングエフェクトはWetを少しいじって使った。 『金剛の石』。トラック入れ換えのタイミングが余りにも厳しく、とうとう前後を削除した。何が起こるか分からないので、この手段はできれば使いたくなかったのだけど仕方がない。オケEQはNorm. Bass、ボーカルエフェクトはSoloVOCAL。マスタリングエフェクトはFlatを少しいじって使った。
日が変わって『蒼天賦』録音。起きた途端からノドが痛くて血の気が引いた。うがい→のどスプレー→のど飴と一通り試して、結局歌っているうちにほんの少しだけマシになって来た。精査した結果二行だけ採用、あとは全てのトラックを使い、消して繋げての繰り返しでOKを出す。もう出ない。もうこれ以上のものは出ない。出そうと思ったら間に合わない。この曲は息を吸う音が入ってはいけないものなので、最初から細かくチェックして全部消す。 バウンスは音量が納得行かず、やり直して二回目でOK。マスタリングエフェクトはFlatで、Hi、Mid、Lo-Gを全て-3に下げ、更に音が跳ね上がる部分でLoを-5に下げて対応。そうする事でなぜ音の跳ねが抑えられるのかは分からないがそうした。勘だ。 『遣らずの雨』。ラストの歌トラックが三つ重なる辺りの音量調整がやや難航、しかしそれ以外は余り労せず進んだ。オケEQはMale Vo、ボーカルエフェクトはShort DLYを使う。マスタリングエフェクトはFlat、曲が始まった瞬間の跳ね上がりがものすごい。なぜなのか。取り敢えずこれもHi、Mid、Lo-Gを全て-3に下げて対応。 『無限残像』。トラックの入れ換えが厳しかった部分の前後を削除し、フェーダーを固定しておけるようにしてからバウンス。楽。オケEQはE. Pf、しかし結構数値を動かしたので、これである必要はきっとなかったのに違いない。ボーカルエフェクトはDOUBLING、マスタリングエフェクトはFlat。 これで全てのマスタリングが終了。しかし微塵の安堵もない。CD-Rに試し焼き、そして音質チェック。『Temporary breakdown』の音量が他と比べて少し大きいような気がする。これだけちょっと前にマスタリングしてあったので、何かやり方が違ってしまったのか。『心象』のマスタリングエフェクトをかけたヴァージョンは、気になる処がやはり気になる。かけないヴァージョンの方が余程いい。しかし、かけないと音量がどうしてもやや下がってしまう。ここに一つくらいこういう曲があってもいいような気もするのだが、どうするか…非常に悩む。 そして完全にやり直さなければならないのは『Travel of escape』。ノイズが入っていた。あああ、もう。PEAKついたかなぁ。バウンスからやり直さなければならないノイズのような気がする。だからマスタリングは嫌いだ。一度で終わった試しがない。本当に間に合うのだろうか…第一便の発送は28日だというのに。いや、死んでも間に合わせなければならない。 という訳で『Travel of escape』のバウンス、そしてマスタリング。やってみて分かったが、どうもマスタリングエフェクトに起因しているらしいノイズだった。極力抑えたがどうだろうか。今日はもうCDに焼く気力もない。 |
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2006.4.25. 昨日の録音・確定日記と今日の録音・確定・マスタリング日記 『心象』確定。行の途中でトラックを入れ換えるようなきわどいものだが、この際なりふり構っていられない。『蒼天賦』、残りラストのサビのみ。あとコーラス。『無限残像』の二番も取り直そうと思ったが、時間がなかった。 日が変わって、『深淵の前で』マスタリング。まずバウンス、EQとボーカルエフェクトとフェーダーをかき回すタイミングが非常に厳しい。幾度かリハーサルして本番。うまくいった。が、もうおそらく二度とできない。いつもこうだな。オケのEQはOverDrvEG、ボーカルエフェクトはMnDL-HALL。何の略なのかは何となくしか分からない。 『刹那に光る雪』、バウンスはやはりフェーダーの扱いに難儀する。オケEQはE. Pf、ボーカルエフェクトはWet PLATE。マスタリングはあれこれ迷った挙句、結局Flatで。ドラムのフィルインの音が非常に飛び跳ねやすいのを忘れていて、一度失敗。解決策はMid-Gを-10くらいまで一気に下げ、直後に0まで一気に戻す、という事だったがスリル満点の作業だった。もうおそらく二度とできない。『心象』、バウンスを三回やり直す。一度は音量調整が納得行かなかったため。今一度は最後の最後に余計な事をしてしまったため。マスタリングはBメロの途中でどうしてもどうしても気になる事があり、エフェクトのどこをどういじっても改善されない。結局Hi、Mid、Loを全て-3にする事で一旦終えたが、別にマスタリングエフェクトをかけないプログラムも作ってみた。CDに焼いてから比較しよう。 録音。『蒼天賦』のコーラス、二度ずつ歌ってあっさり全てOKを出す。そしてラストのサビ。幾度も幾度も幾度も幾度も歌ったが、とうとう『これ』というテイクが出なかった。あと四行! 四行だというのに…! 『無限残像』。二番のみ取り直し、一回半であっさりOK。ついでに一番も少し歌い直す。これで確定。 マスタリングの続き。『Travel of escape』、バウンスは他の曲に比べたら苦労しなかった。オケEQはW. WindSec、ボーカルエフェクトはMonoDELEYをがっちりかける。音の跳ね上がり方がちょっと厄介ではあったけれど何とか調整。マスタリングエフェクトはLight。 録音の残りは『蒼天賦』四行分。もっと厳密に言えば二音分。マスタリングは丁度半分の五曲終わった、が、このペースでは間に合わない。一曲につき早くて一時間、できなければ一時間半以上もかかる。今日寝るまでに最低あと一曲、いや二曲は終わらせなければ。 |
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2006.4.23. 録音・選定日記 『Temporary breakdown』。今日こそはと鬼気迫って臨んで全てOKを出す。結局三つのテイクを繋げて、確定とする。『深淵の前で』。これも気合いを入れ直して、全てOKを出す。確定。 最後に『蒼天賦』。今日は不思議と低音が出やすい日だった。全てのサビだけを歌って、一番のサビは確定。冒頭とラストは一旦保留。これに決めてもいいような気もするが、やはりもう少し粘ってみよう。 確定七曲。あと三曲。あと三曲! |
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2006.4.22. 録音・選定日記 『蒼天賦』。サビだけを集中して取り直すも、前回の保留テイクを越えるものは出ず。進展なし。『Travel of escape』。これも今日取り直した処は全部ダメだった。進展なし。もどかしい事この上ない。ずっとここで引っかかっている。 『無限残像』。録音状況メモにあった通りにA01を取り直したのだが、何が気に入らずに前のテイクをボツにしたのか分からなくなった。結局は今日取ったものを採用。そして一番は確定。二番も確定していた、はずだったのだが、聴き返してみたら何がよくて前のテイクを採用したのか分からなくなった。取り直す事にする。 |
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2006.4.20. 録音・選定日記 『蒼天賦』。いつの間にか結構な処まで来た。大体が確定か保留、あとは一番とラストのサビをできるだけ粘る事にする。『深淵の前で』。A01がどうしても思うように取れない。一か所がうまくいったと思えば一か所がダメだったり、そんな事の繰り返し。それからC01もやや揺れている。 今日はこれだけ。少し体力を回復させなければ。 |
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2006.4.19. マスタリング・録音・選定日記 『Temporary breakdown』をマスタリング。テスト的に色々やってみたのだけど、これを採用しても大丈夫かも知れない。音量を稼ぐためにこれまでとは違う方法を試した。効果が出た…気もする。試聴の時、耳をガードせずにヘッドホンをするのが怖くて余り音量を上げられなかったため、他と比べてどうなのかは分からず。 それから録音。『蒼天賦』。喉が疲れている訳でもないのに低音が出ない。今日もダメかと思ったがそれ以外は割といい感じ。結果、サビ以外は保留としておく事にする。『刹那に光る雪』、A02だけを取り直し、二つのトラックを繋げてこれで完全確定とする。『この夜空に嵐が来る前に』、マスタリングしようとして聴き直しているうちに気になった三行分を取り直し、完全確定。 最後に『深淵の前で』。一度は確定したトラックの、ボーカルの音量にバラつきがある事がどうしても気になり、取り直しを試みる。かなりしつこく歌ったが、低音が思うように出ず、今日は全敗。 ここまで五曲。あと半分。今週末は家を空けなければならず、明日も録音ができるかどうか微妙な処だ。来週、確定した分からマスタリングを始めつつ、録音を続けていくしかない。ジャケット関連の打ち合わせもちょっと停滞気味なので、予約受付の開始も来週になりそう。 |
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2006.4.18. 録音・選定日記 疲れた。今日もやりすぎた。耳は幸い何ともないが、少し目眩がする。録音の間に地震があったらしいのだけど知らなかった。 『蒼天賦』を新しい方のプログラムで一度歌う。一度で充分だと思えるほどダメだった。この曲は、この曲を歌える日、というものが存在するのだ。今日はその日ではないらしい。『Travel of escape』の取り直し案件。幾度か繰り返したが、納得の行くテイクは出なかった。それどころか聴き返しているうちに取り直したい部分が増えた。 『深淵の前で』コーラス取り。低音は幾度かやり直したが、OKテイクを出す。これでこの曲も確定。『心象』は一度はOKテイクを出したのだが、結局最後の一節以外、全部取り直す。その中でもあと冒頭の三行だけ。他はこれでよし。 最後に『刹那に光る雪』。A02の中のただ一音がわずかに出遅れている。苛々するほど惜しい。明日また取り直そう。 |
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2006.4.17. 編曲・録音・選定日記 耳鼻科で診察を受ける。聴力検査の結果がようやく両耳とも、正常の範囲内となった。ありがたい。これを悪化させないように、とは思うのだけど、録音を始めるとついつい無理をしてしまう。今日はひどく疲れた。 気になっていた『刹那に光る雪』の手直し。あんまりこれと言った変更もできなかったが、サビのコーラスを全然違うものに作り換えた。思いついたから。 夜になって録音。『Travel of escape』、一節ごとに幾度も幾度も取り直し、納得してから次、という風に進めて、OKテイクを出す。 『刹那に光る雪』、メイン一発取り。これでOKとしてもよいのだけど、一応保留にしておく。もうちょっと何か足りない。コーラス取り。Aメロはよかったが、さっき作ったサビの方が難航。10分程かかって何とか通過。コーラストラックはこれで確定とする。 『深淵の前で』。今日必要な部分だけ録音した二つのトラックを繋ぎ合わせ、メインは確定。コーラスは全て取り直す事にする。そして最後に『金剛の石』。二番のサビだけ取り直し、繋いでOKテイクを確定させる。 『この夜空に嵐が来る前に』を聴き返し、この前一発取りしたものをOKテイクとして確定。完全確定は計四曲。コーラス待ち一曲、保留はしてあるができれば細かく取り直したいものが四曲。最後まで粘ろうと思っているのが一曲。 自分の現状に常に満足できていない私は、心底『ああ、今頑張ってるなぁ』と思えるのがアルバムのレコーディング期間だけだったりする。録音が終わったら、マスタリングが待っている。健康な時でさえこの上なく疲弊する過酷な作業だ。しかし、今はとても充実している。アルバムを作れるという事に加えてもう一つ、音楽を続けられる、という喜びがあるからだろう。 |
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2006.4.16. 録音・選定日記 『蒼天賦』の冒頭から、と思ったが、どうしようもなく下手だった。幾度かやったものの諦めて『Travel of escape』。これも前半はダメ、後半になってようやく少し声が出て来た感じ。しかし聴き返して結局削除。今日は歌い始めて少ししてから調子が出てくる日だったらしく、もう一度『蒼天賦』の冒頭を歌ってみたらまぁまぁだった。一応保留。しかしこの曲にはギリギリまでこだわりたいので、これまで取ったものはそのまま残しておきつつ、プログラムをもう一つ作って、全部最初から録音する事にする。 『遣らずの雨』。コーラストラックの開いている処にメインを取り直したりして、かなり複雑な入れ換えが必要になったが、コーラスも全て含めて納得の行くOKテイクが出た。ああ。これでもうこの曲の事は考えなくていいのだ。コーラスは一番手のかかる曲だったのでほっとする。 もうやめようかとも思いながら、最後にふと『Temporary breakdown』を歌ってみる。イントロだけ少し気になっていたのだけど、案外いいのが取れた。聴き返して、二つのトラックを交互に繋ぎ、OKテイクを確定させる。よしよし。 完全確定はこれで二曲。残り八曲。マスタリングやその他の作業にかかる時間を考えると、この一週間で録音を全て終わらせなければならないだろう。大丈夫。できるはずだ。 |
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2006.4.15. 選定日記 昨日からずっと目眩がしている。ちょっと疲れて来たか…。 『心象』『無限残像』『Temporary breakdown』をじっくり聴いて精査し、OKテイクを捻り出す。『蒼天賦』も最初の一節以外は繋がった。ただ、余裕があれば取り直す、という条件付きではあるが。 発売日、もう言ってもいいかな、5月1日です。間に合うんだろうか。どうしてこう毎回毎回超ギリギリのスケジュールにしてしまうのか。自分が分からない。取り敢えず、ライブに間に合わせたくてこの日に決めた。 今日は早く寝て少し体力を回復させようと思う。 |
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2006.4.14. 録音日記 『蒼天賦』、最初の一節だけ幾度も繰り返したが結局納得のいくものが取れず、テイクを削除。『Travel of escape』もA01から先に進めず、途中でやめる。今日はどうも余り調子がよくない日らしい。 こういう時はこういう曲だと思って『この夜空に嵐が来る前に』。少しはマシだが保留にできるようなテイクではない。一回目に歌ったものは削除。二回目になってようやく少しいつもの感じ、これは残しておく。 『心象』は低音部とラストのみ取る。まぁまぁ、かな…。他のトラックの保留部分と繋いで聴いてみる価値はありそうだ。『無限残像』も同様、難があるとすればやはりサビの高音か。 録音状況を見直し、一曲ごとに保留の部分を確認して繋げてメモしておく。これを聴き返してOKテイクが出るかどうか。 アルバムタイトルを確定。色々漢字を考えてみたりもしたが、最終的にはやはり昨日最初に思いついたもの。それから曲順を確定。これは自分でも意外な結果になった。ジャケット関連の打ち合わせ。相当無茶を言う。ごめんなさい。 あー。なんか、パンクしそう。少し抑えなければ…。 |
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2006.4.12. 録音日記 『深淵の前で』『Temporary breakdown』『蒼天賦』を録音し、それから、これまで録音したもの全てを聴き返して改めてチェック。 『蒼天賦』はあと最初の一節だけ。他は繋げば多分OKが出せるテイクはある。『Travel of escape』はなかなかいいのがあるのだけど、歌詞が間違っていた。最悪。やはり、書き直す前の言葉を無意識に歌っているのだ。トラックを一つ全削除して空けておく。『遣らずの雨』はあと二番のAメロと一番のコーラスだけ。他はある。『心象』は三番がダメ。一番は二つ保留テイクがある。 『金剛の石』は二番のサビが要る。『無限残像』は一番Aメロのみ保留アリ、それ以降は要取り直し。だから殆どがダメだという事だ。『深淵の前で』、今日ラスト辺りをかなりしつこく繰り返したが、納得の行くものは取れなかった。中盤はまぁ保留。『Temporary breakdown』は二つのテイクを繋げばOKが出せそう。 『この夜空に嵐が来る前に』は全トラック削除。『刹那に光る雪』はオケをもう少し直してみたくなったので歌のチェックはしなかった。 ジャケット関連の打ち合わせもようやく少し動き出して来た。発売時期は5月初旬を目指しているのだが、果たして間に合うかどうか。歌というより耳にかかっている気もしないでもない。アルバムタイトルは今日やっと使えそうな候補を一つ思いつく。曲順は『金剛の石』をラストに据える事以外は全く決まっていない。そして今作も、一曲目に使えるものがないのだった。毎回こうだ。困った。 並行して5/4のライブでやる曲を考える。おそらく五曲、できても六曲だろう。少しMCもしたいし。SD-80購入以前の曲を作り直している時間がなさそうなので、今回のアルバムに入るものが中心になると思う。 |
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2006.4.7. 録音日記 今日も三曲。まず『刹那に光る雪』から。可もなく不可もなく。この歌は静寂感を出したい部分があるのだけど、それをもう少し際立たせたい気がする。曲自体にもまだ編曲の余地があるようにも思えたが、今日は保留。 『Travel of escape』。歌い方としてはもうほぼ掴んでいると言える。ふるいにかけるポイントは意外にも、Aメロというよりサビだなぁ。 最後に『遣らずの雨』。苦労している『ひ』の出し方を少し変えてみるが、やはり本来のイメージとは違う。あとこの一文字だけなのだけど…。それから、伸ばさずに切らねばならない部分がなかなか難しい。かなり意識していないと伸ばしてしまう。今回は歌詞本には殆ど書き込みをしていないけれど、この曲だけは別だ。 |
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2006.4.5. 録音日記 我慢の限界。少し耳の調子がよくなったのをいい事に、三曲だけと決めて録音。 『蒼天賦』。低音も出ていたし、なかなかよし。歌いながら、歌える事の嬉しさが、体中に満ちるようだった。大袈裟に言うようかも知れないが、ようやく曲が出揃ってアルバムが作れる、という時に録音がままならないこの状況が私に取ってどんなものか、どれだけ言葉を尽くしても表現できないと思う。このもどかしさに比べたら作曲のスランプなど何物でもなかった。 『無限残像』。久し振りに歌ったが、今日はかなり下手だった。特にAメロは酷い。ガイドを入れて練習し直さなければダメか。 最後に『金剛の石』。歌詞は入っている。今日は少し、口を横に開けて歌う事を意識した。それとピンポイントなアクセント。こういう曲調は普段なかなか出て来ないものだけに、どうも苦手意識が先行してしまう。同じ事が『Temporary breakdown』にも言える。しかし、今日のテイクはなかなかよし。 |
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2006.3.23. 録音日記 ここ最近ではかなり悪い状態だったのだけど、タイミングが合ったので録音。耳栓をした上にハンドタオルを四つ折りにしたのを挟んでヘッドホンをする。 『蒼天賦』。ちょっとオケの音量を下げすぎたか、ズレている。歌は中の下くらい。『Travel of escape』。これはそれほど悪くもない。耳が悪いからといって声まで出ないという事はないのか。歌詞は不思議にも入ってるんだよなぁ。『刹那に光る雪』。歌詞が入ってない。やり直し。歌としては特に苦労するようなものでもないが、後から変えた詞がなかなか出て来ない。いつも、最初に書いたのを間違って歌ってしまうのだった。たかだか三文字だというのに。 『Temporary breakdown』。前回よりは低音が出ている。が、この曲はテンポをもう少し上げるべきではないのだろうか。何でこのテンポなんだろう? 歌っている間中そう思っていた。しかし今聴き返してみるとそうでもない。何だというのか。最後に『心象』。こういう声の調子の時は、こういう歌がうまく歌えるのだと思った通り、ほぼ一発取り。中間部のラストは久々に死ぬかと思った。息の吸い方が足りなかった。 録音としてはここまでで止めたが、思う処あって以前のアルバムに収録した曲を幾つか歌った。『過去から照らす星』『fact and crime』『窓辺の椅子』『明日散る桜』『空に溶ける赤』『いつか過ぎる雨』。やっぱり歌う事が好きだなぁ、としみじみ思う。 |
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2006.3.15. 録音日記 頑張りすぎた。今日はあからさまに頑張りすぎた。反省。早く体を休めなければ。 『蒼天賦』。コーラスを取ってから本歌。この前オケに足した音はそれほど悪くもない気がする。一曲目にやったのだけど、思ったより低音が出なかった。『遣らずの雨』。前回間違って最後の高音コーラスを消してしまったので、まずそれを取ってから本歌。あああ、『ひ』がうまく出ない! 『ひ』が! この曲を作った時からそうなのだ。成長という言葉を知らんのか。 『心象』。詞はもう入った。短いし、繰り返しも少ないからそうでなければ困るのだが。裏声にするかしないかで迷い続けている音が一つあって、それがいまだに決まらない。どちらがいいのか…。『深淵の前で』。先にコーラスを取ろうと思ったら、久し振りすぎてオクターブが分からなくなっていた。上でも出るし、下でも出る音程だったのだ。その時点では喉が疲れていて下は無理だったから結局上で取った。今度下も取ってみて決めなければならない。本歌は問題ナシ。今聴き返していて気付いたが、後半コーラスを取り忘れた。何しろ、久し振りすぎた。 『Temporary breakdown』。詞はもう入っていると言っていい状態。低音が出る時に取れば、それほど苦労せずに済みそうな曲。『金剛の石』。前回よりはよし。ただ低音は出ていない。 最後に『この夜空に嵐が来る前に』。これもこの前よりはマシだったが、どちらにしてももう喉が疲れていたので残せるようなテイクではない。 さて、今日あからさまに頑張りすぎたのには理由があって、録音の前に或る用件でちょっと電話をしたのが起爆剤になりすぎたのだ。 まだ確定ではありませんが、花雲*heat burst ice blockが、いや、花雲としても、これまでやる機会がなかった事を、5月の頭くらいにやれるかも知れません。 場所は札幌。 |
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2006.3.13. 録音日記 先日『刹那に光る雪』のコーラスを作ったので、それを試し取り。もう何年も宅録をしているせいか、その日の第一声で自分のコンディションが分かるようにはなってきた。あ、今日は音程とリズムが取りにくい日だな、と直感した通りの結果しか出ない。コーラスはまぁ取り敢えずこれでよし。 『Travel of escape』。意外な事に歌詞本を持たずに全部歌える。何でこの曲の詞が入っているのか自分でも不思議だ。『遣らずの雨』。一番と二番のオケがほぼ同じなので、二番を歌っているつもりが一番のオケだったりする。この前もそうだったなぁ、MARKに移動したつもりがうまくできていなかった、というのが原因のようだ。『この夜空に嵐が来る前に』。案外詞が入っていない。やり直し。 最後に『金剛の石』。これも大体詞は入った。歌はやはり下手だ。狙った音がぴしりと出る日なら、もう少し増しなのだけど。 |
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2006.3.6. 編曲日記 『この夜空に嵐が来る前に』の音量調整。具体的には、歌以外の部分のオケを強調する。それから『蒼天賦』でも同様の作業。そしてこちらには少し音を足す。もしかしたらやりすぎたかも知れない。この曲は思い入れが強いので、つい色んな事をやってしまう。足せばいいというものでもないのは分かってるのだけど。 |
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2006.3.3. 編曲・録音日記 前回録音したものを聴き返していたらいきなり、『金剛の石』がラストでいいんじゃないか、という考えが浮かんだ。そろそろ曲順決めに取りかからなければならないと思っていたのだった。これをラストにするならラストをもう少し伸ばそう、という事で一番最後の音を次の小節まで伸ばす。曲順について気が変わっても、多分このままにしておくだろう。『この夜空に嵐が来る前に』のコーラスは要らないような気がしてきた。もう一度よく考え直さねばならない。『遣らずの雨』はこれでいい。特にラストは笑える。コーラスを入れた事によって急にこの曲が好きになった。Aメロは一行くらい抜いてみるのも面白いかも知れないな。 それから録音。『心象』『Travel of escape』『金剛の石』『無限残像』。本当はもう一曲くらいと思っていたのだけど、耳の限界を感じたのでやめる。『心象』は久し振りに歌ったが、やはり今作はこれをうまく歌えるかどうかがレコーディングの核になるだろう。この感覚は『美しく過ぎる日々』で言う処の『capella』に似ている。厄介な曲を作ってしまった…。 『Travel of escape』。聴き返す度に好き嫌いが入れ代わる曲だったが、だんだん歌うのが楽しくなってきた。これは今までにない花雲だ。半音上げヴァージョンで確定する事にした。コーラスは入れない方がいいかも知れない。多分、却って壊すだろう。するとボーカルエフェクトで頑張る事になる訳か。 『金剛の石』。できたばかりの曲だけど、どこをどう歌えばいいのかは既に掴めている。コーラスをつけるべきかどうかは迷う処。『無限残像』。なぜドラムの音がこんなに大きいのか分からない。それでも別に構わない曲調ではあるが、前からこうだっただろうか。テンポを3上げた。なぜ最初からこのテンポでなかったのか分からない。 |
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2006.2.28. 録音日記 ちょっと頑張りすぎた…気がする。 『Travel of escape』半音上げヴァージョン。何というか、この曲の音程を掴むまでが難しい。出だすと出るのだけど。『蒼天賦』、久し振りに歌う。歌詞本を持たずに大体通せた。『遣らずの雨』。先日考えたコーラスを先に入れ、それから本歌。これまでは逆のやり方だったけれど、今後はこうする事にする。歌を切るタイミングなどを合わせるため、先に録音したものを再生しながら2トラック目を入れていくのだが、本歌先行だとどうしてもつられてしまうので。最後に『この夜空に嵐が来る前に』。これもコーラスの試し取り。本歌は一回。 聴き直しは明日に回す。 |
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2006.2.27. 編曲日記 『金剛の石』がMUZIE●で公開されました。よろしくお願いします。 全曲の手直しを始める事にする。作った順に行こうかとまずは『この夜空に嵐が来る前に』を聴き直したが、これと言って気になる点がなかった。そんなはずはないと思うものの、こういう気がする時はそのままにしておかないと、却って要らない事をする羽目になるものだ。だから代わりにコーラスを作った。A02とサビの一、二行目。そのために楽譜の画面に切り換えてみたら(普段の入力画面は音が全て棒状になっている)、何とメロディが白鍵だけでできている。意図したのかしなかったのかはもう忘れてしまったけれど、滅多にない事だから自分でびっくりした。 続いて『遣らずの雨』、これもコーラス作り。Aメロの全部と、二回目のサビの後半から最後まで。サビの方は始めメロディより低める方向に行ったのだけど、繰り返しになるラストのフレーズはそれに更に高い方に音を足してみるのも面白いかも知れない、と思い、一応作ってみる。『meunatara』の最後みたいな感じになるだろうか。試してみたかったが、少し耳が疲れてきた感じがしたので、今日は録音はナシ。 |
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2006.2.24. 作曲・編曲日記 『金剛の石』の後奏を手直し。単にサビオケの繰り返しだったのを、さすがにくどいので新しいフレーズを作ってちゃんと終わらせた。それから『Travel of escape』の半音上げを試し、ついでにテンポを1上げる。歌いやすさは断然違うけれども、この曲を最大限に生かすのは一体どちらの音程なのか、一度マイクを通して録音してみないと分からない。 『刹那に光る雪』の音量調整をしようと思ったが、余りにも色々な部分がバラバラすぎて呆然として、やる気が失せた。何だこれは。聴力の低下というのはつまりこういう事だ。バスドラがあからさまに出過ぎている事だけは先の録音を聴き返した時に気付いていたので、全体的にそれを下げる。後は日を改める事にする。 |
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2006.2.23. マスタリング日記 先日録音したものを聴き返し、取り敢えず新曲だけマスタリング。タイトルは『金剛の石』とする。『金剛石』ではダメだ。それではただのダイヤモンドになってしまう。音量を稼ぐため、これまでとは少し違うマスタリングの仕方をしてみたが、これで効果が出たのかどうかは今はまだ分からない。 『Travel of escape』はやはり低音が非常に危うい。半音上げを試す余地はあるかも知れない。『刹那に光る雪』は耳の調子がおかしい中で作ったからなのか、今聴くと音のバランスがとても変だ。何でこんな事になっているのか。 『金剛の石』をMUZIEに登録した。数日中には公開されるだろう。 |
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2006.2.21. 作曲・録音日記 あと後奏だけだったのを、サビのオケを流用して無理矢理仮に終わらせてテスト録音。他、『Travel of escape』と『刹那に光る雪』。これは一つ前にできた曲、タイトルだけがまだ決まっていなかったのをようやく考えた。 耳の調子はよかったものの、やはり少し怖かったので左だけハンドタオルを挟んでヘッドホンをする。それぞれ三、四回ずつ歌ってみたが、それでどうにかなるという事はなかった。ただ念のため聴き返しは明日。 |
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2006.2.18. 作曲・作詞日記 二回目のサビの後をどうするか、少し考えた結果もう一つ新しいメロディを作って繋ぎ、更にサビを繰り返して終わる、という形にする事にした。Aメロの最後の一行のオケを基本形にして適宜加工し、先にメロディを作ってから詞を考える。詞が固まったらそれに合わせてメロディを作り直す。 最後のサビの方を二回繰り返すべきのような気がしてきた。しかし二回目のサビは詞的には二行では足りない。どちらも四行で行くか。最後のサビの方は曲的に二行では足りない感じな訳で、詞としてはその前まででもう大体言い尽くしてしまっている。うぅむ。 |
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2006.2.17. 作曲・作詞日記 仮に作っただけだったため隙間だらけの間奏に音を足す。単音でメインのフレーズを入れ、別の音でそれをサポート。和音も加える。続いてイントロの手直し。今メインになっているフレーズがどうも何か違うようで気になっていた。しかし改良に成功したとは言い難い。やり直しの余地あり。 それから二回目のサビを二回繰り返す作業。詞を考える。なかなか出ない。ああでもないこうでもないと呻吟し、メロディも多少変えたりしてようやく形にするが、これもやり直しの余地あり。言いたい事は分かるのだけど。 |
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2006.2.15. 作曲・作詞日記 多分そうするだろうな、と昨日から思っていた通り、イントロのつもりで作ったチャンクを間奏としてC01の後ろにつけ、全然違うイントロを新たに作った。それから二番。詞はざっと書いてはいたものの、そのままではメロディには合わないだろうな、とは思っていた。それでも取り敢えず一番のオケに乗せてみたら、意外と大丈夫だった。少しメロディの方を調整して、A02の最後の一行だけまだできていなかったのを書く。二回目のサビは二回繰り返す事になると思う。 余り長い曲にはなりそうにない。寧ろあっさり終わるべきだと思う。 |
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2006.2.14. 作曲日記 サビにもう少し音を足す。昨日の作業の最後に、仮に入れておいたフレーズを音色を選び直して改めて入れる。そして仮のものも結局そのまま残す事に。 それからようやくイントロに取りかかる。大体こうしよう、というのはあったのだけど、どうもそのイメージ通りには行かなかった。やはり作る順番を入れ換えるとどうもペースが掴めない。一応繋げた事は繋げたけれど、要再検討。 |
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2006.2.13. 作曲日記 昨日の続き、一番の五行目と、その直後のサビのオケ。とにかく楽しい。これまでずっと、曲を作るのは余りにも当然の事だった。才能の枯渇や意欲の消失よりももっと絶対的な理由でそれができなくなりそうだと感じた時の恐怖は、きっとこの先長く私の中に残るだろう。 そして、その恐怖と、それを乗り越えつつある今の過程が、作品になっていく。絶望さえも材料にする。感情を成仏させるための作業である。 |
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2006.2.12. 作曲日記 30分だけと決めて作業。一番の三行目と四行目のオケ。あああ、楽しいなぁ曲作りは。しかし今日は耳の奥で今までしなかった音が時々するので、やはり30分できっちりやめる。あの閃輝暗点かどうかどうもはっきりしない白くて強い小さな光も時々見える。疲れているのだろうか。 |
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2006.2.11. 作詞・作曲日記 耳が閉じていた間は絶えて無かった事だが、突然言葉が降ってきたので作詞。違う言葉を調べようと開いた辞書にたまたま使えそうな単語を見つけたので、即採用して書き進める。あっという間に二番くらいまでの詞ができた。まずそれにメロディをつけ、続いてイントロを作らずいきなりA01のオケから。明るい曲調で幾らかピコピコいうやつにしようと考えていたので、そうする。 少し聴力が戻ったからといって調子に乗りすぎた。疲労。 |
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2006.2.8. 作曲日記 花雲*heat burst ice blockです。 少しだけ、ホントに少しだけ、聴力が戻ってきたような気がする。しかしもうほぼ一週間ほども聴こえにくい状態が続いていたため、自分でも確かに回復しているのかどうか最早よく分からない。 昨日作ったフレーズは取り敢えず置いといて、別のチャンクで作業を始める。また八小節作った処で何となく、昨日作ったフレーズに繋げてみる。違和感がなかった。違うものを作っているつもりだったので多少複雑だったが、そのまま使う事にする。今日はここまで。 それにしても目眩は酷い。三日連続で大きいのが来ている。 |
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2006.2.7. 作曲日記 突然ですが、花雲は今日からしばらく『花雲*heat burst ice block』と名乗る事にします。 『花雲』との違いは特にありません。いつやめるかは決めてません。 ただ、何となく、こうしたいから。
耳は相変わらず絶不調。気が狂わないのが不思議なくらいの精神状況の中、ほんの少しだけDigital Performerを起動。次はこんな曲を作ろうと頭の中でイメージしていたものを形にしてみようとする。わずか八小節、一つのフレーズとリズムトラックだけ。しかしこういう事が私の正気を繋いでいる気がする。 |
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2006.1.31. 作曲・作詞日記 C02に音を足し、A03から音を取り、後奏を作る。後奏は前奏を四小節ずつ逆に辿る構成にしてみた。そしてところどころ微調整。歌詞を改めて眺め、A01の殆どを書き換える。A03のラストに歌詞も歌メロもなかったのを、小半時ほど呻吟して考えた。これで完成。タイトルは候補があったのだが、やっぱり保留。 多めに睡眠を取ったせいか今日は耳の閉鎖感は薄れていたのだけど、今またそれが出ている。しかしこれは今日の作業の影響というよりも、その後余り大きな声では言えないものをマスタリングしていたせいだと思う。 |
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2006.1.30. 作曲・作詞日記 間奏の続きから。昨日からずっと耳が閉じ気味なので細かい音量調整などは多分できていないと思うが、とにかく形だけ作ってしまう事にして先を急ぐ。間奏の後にはA03を繋ぎ、そのままC02へ。さすがに歌詞がなければ進めなくなったので、ややしばらく悩んで書く。そしてA03の後半は歌メロだけ違うものに作り換える。最初考えたのは明らかに高すぎたため、少し音程を下げて考え直し、元のメロディはオケの一部に収納した。これで後は後奏に流れれば終われると思う。 |
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2006.1.27. 作詞日記 耳鼻科で診察。もう少しよくなる余地がある、と言われて治療続行。今日は朝から耳が閉じていた。前回病院に行った日もそうだった。何故なのか。 気にせず作業をしようとしたがやはり辛いので、サビのまだ書いていなかった詞をつける事にした。やっているうちに、核心に触れるのをもうちょっと先延ばしにしたくなり、A02も書き直す。 『閃輝暗点』について書こうと考えていた。子供の頃から時折見えていた。小さな、強い光が、幾つも幾つも視界の中を舞い回る。掴もうとして手を伸ばして、どうして触れないのかかなり長い事不思議だったくらいにリアルな映像だ。それを『閃輝暗点』と言うらしいと知ったのは去年の話。 今日改めて検索してみると、私のはどうやら正確な(?)閃輝暗点ではないようだ。しかし、書き方によってはどうも似ているサイトもある。自分にしか見えないものなので表現が難しい、これでは説明がバラつくのも当然だと思う。 |
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2006.1.24. 作曲日記 A02に音を足す。A01にはうるさくないドラムセットを使っていたのだけど、02に入ったらそれにうるさいドラムを加える事にした。そして終わり次第サビを繋げる。オケはそうしようと思っていた通り、イントロの、後から足した部分を流用する。メロディは全く考えていなかったが、聴いていたら割とすぐ出た。詞はまだつけていない。 自分でも焦っているのがはっきり分かる。いつもはもっとかちかちに、もう二度と手を入れないくらいかちかちに作り込んでいくのだが、それをしている時間が惜しい。いつまた耳が悪化するか分からないという恐怖が常にあるからだ。 |
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2006.1.23. 作曲・作詞日記 どういう流れにするか色々考えていたが結局、A01の最後に四小節ほど入れて、すぐA02に繋げる形にした。そしてAメロ二回目はやや音数を増やす。詞も後から直すくらいの気持ちでざっと書く。 難聴には突発性難聴というのと急性感音難聴というのがあって(私のは後者)、突発性の方は『大声で歌うこと』にドクターストップがかかる場合があるらしい。自分の声が耳に影響するのだそうで、ゆえにカラオケはダメ、歌わなくても音楽ライブに行くのもダメ、というような話をネットで見かけた。それ以来、特に禁じられた訳ではないのだけど、歌うのを控えていた。私は音楽をやっている事を先生に伝えていない。言って止められるのが嫌だったからだ。自主的に控えるのとは訳が違う。 しかし作曲を再開したらもうどうにも耐えられなくなり、今日幾つか歌ってみた。自分でも、恐る恐る、になっているのがはっきり分かったが、取り敢えず今の処どうという事はない。さすがにヘッドホンをしてマイクを通す勇気はないけれど、それでもどこか気持ちがすっきりした。私は自分が認識している以上に、歌が好きなのかも知れない。 |
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2006.1.21. 作曲日記 イントロを伸ばした。結果いつもの倍くらいの長さになった。歌に入った時に急に音数を減らしたかったので、無駄にうるさくしたりドラムを入れたりしていたのだけど、これでようやく落ち着いた。他、A01に少し音を足す。 |
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2006.1.20. 作曲・作詞日記 昨日の影響なのか何なのか、今日は起きたら耳が閉じていた。この感覚は寝起きに毎回起こるのでそれかと思っていたら、昼を過ぎても夕方になっても治らないので、ああ、調子が悪いのだなと気がついた。 それでも我慢できずに作業を始めたら、不思議といつの間にか気にならなくなっていた。こういう事もあるのだな。 イントロに結局ドラムを足す。A01に入れているのとは違うドラムセットを使った。メロディと詞とをほぼ同時に考えてA01の続き。余り深く考えず、仮に当てておくくらいの気持ちでどんどん先へ進む。 |
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2006.1.19. 作曲・作詞日記 今年最初の日記です。本年もよろしくお付き合い下さい。 先月難聴が再発してから、ずっと曲作りを控えていた。ここ数日少し耳の調子がよかったのと、このままだと耳が治る前に気が狂いそうだったのとで恐る恐るDigital Performerを起動してみた。 音が響いて耳が痛むような感覚、はやや薄れていたが、作業は一時間が限界らしい。だんだん辛くなってくる。休憩を挟んで合計二時間。溢れるようにとまでは行かないが、音色を選びながら弾いている間にも、そのフレーズに重なるべき別の音が絶えず頭の中で鳴っていて、逃がさないようにするのに難儀した。イントロからA01、歌詞は最初の二行もしくは四行目(改行を考え中)まで。 スピーカーの電源を切ったらどっと疲れた。やはりまだダメか。しかしこのまま黙っていれば私の方がダメになる。 |
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